ピアニストの大田麻佐子とトランペット奏者のマティアス・リンダーマイヤー、ジャズや(ポスト)クラシカルを越境しながらオリジナルな創造に取り組むふたりのアーティストの独スクァマ・レーベルからの第二作が到着。軽やかな音色、叙情的な演奏、優しさと緊迫感、凛としたたたずまい…息の合った両者の呼吸が作り出す変化に富んだ癒しの音世界は今回も唯一無二でただただ魅了されるばかり!
大田麻佐子&マティアス・リンダーマイヤー/のぞみ
Masako Ohta, Matthias Lindermayr: Nozomi
Squama
◆ ドイツのミュンヘンを拠点に活動しているピアニストの大田麻佐子と、ヨーロッパを代表するジャズ・レーベルのエンヤにもリーダー作を残しているトランペット奏者のマティアス・リンダーマイヤーのふたりによる2022年の『MMMMH』に続くコラボ第二作。
◆ アルバム・タイトルの「Nozomi」は「望み」。このアルバムはパーソナルな離別の体験をきっかけとして生まれた作品とのこと。困難と向き合い、それを乗り越え、音楽が希望の光となることを証明しております。
◆ リンダーマイヤーの軽やかなトーンと叙情的な演奏が、あるときは優しく、またあるときは緊迫感のある、アルバムを通して自在に変化していく大田のコード・バッキングに包まれ穏やかに展開。
◆ ほとんどの曲はリンダーマイヤーの作曲ですが「Hibari」は坂本龍一のカバー。アレンジはおおむね即興をベースとしており、ふたりの直感に導かれかたちづくられております。
◆ 前作に続きマティアスも所属するジャズ・バンドFazerのメンバーが主宰するミュンヘンの新進レーベル「Squama」(スクァマ)からのリリース。4月に新作を携えてのツアーも予定されております。