2015-12-24

【余談】 MIKE LUNDY: Rhythm Of Life




ハワイ産トロピカル・ソウル/AOR発掘の注目新興レーベル<ALOHA GOT SOUL>から、かつて<Cool Sound>からの再発でも話題を呼んだマイク・ランディ『Rhythm Of Life』がジャケットも新装して久々にリイシューされました。


謎めいた…と言いますか、オリジナル盤は思わずスルーしてしまいそうな地味なデザインのスリーヴですが、何気に内容は絶品で、AOR/ソウル・マニアのあいだでは長く人気の一枚でした。MURO氏のミックス『Hawaiian Breaks』でもピックアップされていましたね。


LPは残念ながらソールドアウトしてしまったようですがCDは


http://diskunion.net/black/ct/detail/1006875023

http://www.amazon.co.jp/dp/B016UCZVS2

http://tower.jp/item/4111088

マイクさんご本人と<ALOHA GOT SOUL>のロジャー氏によるリリースや当時のシーンにまつわる詳細な解説(日本盤はその対訳がついてます)も必見かと。


<ALOHA GOT SOUL>はもともとこのテのハワイ産AORやソウルの埋もれたレア盤を紹介するブログとしてスタート、このマイク・ランディからレーベルとしての活動も開始、とのことで、今後のリリースも楽しみです。Soundcloudでも色々と聞けます。是非のぞいてみてください。


http://alohagotsoul.com

https://soundcloud.com/alohagotsoul







 









MIKE LUNDY マイク・ランディ
RHYTHM OF LIFE

レーベル:ALOHA GOT SOUL
規格番号:AGSLP001












2015-12-23

『ミュージック・マガジン』年間ベストにドゥンエン、パスカル・コムラード&リミニャナス




年に一度のこの季節がやってきました。


ミュージック・マガジン』誌最新号の年間ベスト「ロック(ヨーロッパほか)」部門でドゥンエン(#3)とパスカル・コムラードとリミニャナスのコラボ・アルバム(#4)をピックアップいただいております。


両作品いま一度ご注目いただけましたらと。


新宿のタワレコさんでは早速コーナーもできてました。






ドゥンエンは英『MOJO』誌のベストにも入ってました(20位)。『UNCUT』も…こちらはエディターさんの個人チャートではありますが。































おまけ



The Limiñanas // Christmas (Baby Please Come Home) from Laurent Matthew Perret on Vimeo.






2015-12-22

NUEL: Hyperboreal




米シアトルの前衛エレクトロニック・レーベルFurthur Recordsからの記念すべきカタログ番号100番が到着しました。


エメラルズのジョンとエディションズ・メゴのピタのレーベル「スペクトラム・スプールズ」からのドナート・ドジーとのコラボを地底ヒットさせて好事家たちをノックアウトしたイタリアの奇才マヌエル・フォガリアータa.k.a.ヌエルによる5年ぶりのアルバム・リリースです。


マトモスのマーティンが開発に携わっていたことで知られる個性派モジュラー・シンセ「Ekdahl Polygamist」のみを用いて制作されたという、ドジーの口琴トロニカに続く「単一楽器シバリ」シリーズの第二弾となります。


零れ落ちるクリアな音のしずくとインダストリアルなドローンを組み合わせてディープでメディテーティヴな異次元の音響を構築した野心作。















NUEL: Hyperboreal
Furthur Records / Wordandsound / ritmo calentito (RTMCD-1174)


1. Steppin' Stone (3:30)
2. Polaris (6:05)
3. Hyperboreal (9:10)
4. -Om (7:30)
5. Be Well (8:01)
6. The Rest is Noise (4:07)


◆ 2014年にスペクトラム・スプールズ・レーベルからリリースしたドナート・ドジーとのコラボ『The Aquaplano Sessions』が即ソールドアウト&プレミア化して話題となったイタリア人アーティスト、ヌエルによる最新作。


◆ 2011年のFurthur Recordsからの『Trance Mutation』に続く2枚目のフル・アルバム『Hyperboreal』は、マトモスのマーティン・シュミットが開発に携わっていたことで知られる個性派モジュラー・シンセ「Ekdahl Polygamist」といくつかのペダルのみを用いて制作されたという、Furthurによるドジーの口琴トロニカに続く「単一楽器シバリ」シリーズの第二弾。


◆ 零れ落ちるクリアな音のしずくとインダストリアルなドローン、ミニマリスティクなアンビエントを組み合わせて、記憶の奥底に横たわる原風景を呼び覚ますようなディープでメディテーティヴな音響を構築。


◆ OPNやマーク・マグワイア以降のエクスペリメンタルなエレクトロニック音楽の現在地点、その最先端でまた新たな名盤が誕生した!






2015-12-21

【リリース情報】 PROYECTO A: Proyecto A + Proyecto B




ピッグ・ライダーの再発で大きな注目を集めたスペインの新興ディープ・ディガー<SOMMOR>レーベルからまたまた驚きの発掘リリースが到着。


PROYECTO A: Proyecto A + Proyecto B
Sommor Records / ritmo calentito (RTMCD-1176)


1. A Marte
2. A Neptuno
3. A Júpiter
4. A Mercurio (Hermes)
5. A Saturno (Cronos)
6. A Venus
7. A Urano
8. A Plutón
9. Listen my wishes*
10. Somos tres*
11. Live for love*
12. Girl, where do you come from*
13. Missatge espaial d’amor*
14. Dirty Money**
15. Searching**
16. Déjala**
17. Sweet love**
18. Ritmo Es Lo Que Quieren**


◆ 俳優や劇伴作家としても活躍したスペインの大野雄二ともウワサされる作曲家フランク・デュベによる一度限りのスペース・ロック・プロジェクト<PROYECTO A>(1971年リリース)に、未発表のままスタジオで眠っていたその続編的なセッション<PROYECTO B>(74年録音)をドッキングした世界初CD化作品です。


◆ モンドな<PROYECTO A>とラテン・ファンクなM⑨以降の<PROYECTO B>どちらもスペイン語詞によるオブスキュア・ムード満載の辺境コズミック・ロック&レアグルーヴが炸裂したインパクト特大の強烈盤。


◆ 映像を喚起するシネマティックなムード、トロピカルなエレピや灼熱のホーン、高揚感をあおりまくるパーカッション、ソリッドなグルーヴと「抜ける」ブレイク、鉄板のパヤヤ・コーラス、所々に差し込まれるエクスペリメンタルな音の遊びやアウト・オヴ・キーの不穏なムード…。


◆ マニアを思わずニヤリとさせるフックを満載しつつも一聴した感触はあくまでポップで聴き込むほどにドツボにハマること確実です。


◆ ヤンコ・ニロヴィックやKPM/チャペル周辺のライブラリー好き、ファインダーズ・キーパーズやナウ・アゲインを深堀りしているへヴィ・リスナーは必聴かと。是非、お試しください!


https://guerssen.com/label/sommor/




2015-12-20

STUD: Stud




13thフロア・エレベーターズから脈々と連なるテキサスのへヴィなサイケデリック・シーン、その辺境にヒッソリと花開いた孤高のパワー・トリオ=スタッドが75年に残したメガレア皿が奇跡の世界初CD化。


結成当時まだ弱冠17歳だったというギターのティム・ウィリアムスによる、ブルータルでありながらもブルージーかつトリッピーな轟音ギター・サウンドを前面に押し出した、ハードでプログレッシヴな骨太ロックを満載した好盤ながら、ワンショットでわずか200枚を製造したのみでやがてバンドも自然消滅、テキサスの広大な音の砂漠に埋もれ行方知れずとなっていた希少盤です。


近年アシッド・ミュージックの古典的名著『Acid Archives』のライター筋で発掘され再評価が進みオークションを賑わせていた幻の一枚。


ハードロック、ブギーとサイケデリックな長尺ジャムを織り交ぜながら荒々しくも陶酔感のある独自の音世界を構築しており、プログレやヴィンテージ・ロック愛好家だけでなく現行サイケのリスナーにも是非、聴いていただきたい高品質でユニークなアルバムです。


ロゴスやチルドレン・オヴ・ザ・マッシュルームの再発を手掛けたスペインの「OUT-SIDER」レーベルによるリマスター再発。全5曲46分。メンバー自身による詳細な英文ライナーノーツの対訳を封入。
















STUD: Stud
Out-Sider Records / ritmo calentito (RTMCD-1177)


1. A Woman Like You
2. Captain Boogie
3. Stud
4. Jim/Blues
5. The War Song




2015-12-19

KALIPO: Wanderer




ベッドルーム仕様の柔らかなダンス・ビートをキングス・オヴ・コンヴィニエンスの泣きメロ・センスでそっと包み込んだような、あるいはKARAOKE KALK的なジャーマン・エレクトロニカを穏やかにフロアに寄せたような、何とも言えないノスタルジックでウォームなレフトフィールド・サウンドを武器にブレイクしたベルリン発のニューカマー=KALIPOによる待望のセカンド・アルバムが完成しました。


トランシーなシンセ・サウンド2割増しでフロア・フレンドリーなスケール感をアップさせながらも相変わらず部屋聴きにもジャストフィットした優しく心地よい質感を持ったユニークなサウンドのオンパレードです。


ご期待ください!















KALIPO: Wanderer
Audiolith / Wordandsound  / ritmo calentito (RTMCD-1175)


01. Donau Sunrise
02. Crossing Wisla
03. Banana Garden
04. Lost In Vienna
05. Memories of Praha
06. Institute of Cottonwool
07. Guten Morgen Lärz
08.  Berliner Gambit




◆ 2014年秋に『Yaruto』でアルバム・デビュー、初期のフォー・テットやカリブーあたりからの影響をうかがわせるエレクトロニクスとアコースティックの絶妙なバランス感覚がクラブ/インディの垣根を越えて注目を集めたベルリンの新鋭KALIPOによるセカンド・アルバム。


◆ 先行シングル「Guten Morgen Lärz」(M⑦)や「Banana Garden」(M③)では、トランシーなシンセ・サウンドを大胆に取り入れたスケールの大きなクラブ仕様のサウンドが話題に。


◆ フロア・フレンドリーなクラブ・モードを増しつつも、アナログな質感を持った柔らかなサウンドは今回も健在で、部屋聴き風呂聴き読書聴きからランニングやたき火まで幅広く様々なシチュエーションにフィット、またもジャンル問わず多くの美メロ好き泣きメロ好きの心をガッチリとらえること間違いナシの絶品アルバムに、仕上がりました!


◆ KARAOKE KALKやマウス・オン・マーズ周辺のジャーマン音響/エレクトロニカ・リスナー、キングス・オヴ・コンヴィニエンス、ムームやロイクソップなどのメランコリックなムードが好きな方、フォー・テットやカリブーなどのインディ/クラブの狭間にあるレフトフィールド・サウンドが好きな方、ネイサン・フェイクやホールデンなどボーダー・コミュニティ周辺のプログレッシヴなテクノ・サウンドのファンなどなど、にオススメ。




2015-12-18

GIGI MASIN, ALESSANDRO MONTI, ALESSANDRO PIZZIN: The Wind Collector / As Witness Our Hands




名曲「Clouds」がビョークヌジャベスをはじめ数々のサンプリングを生みカルト的な人気を博していたイタリアのアンビエント奇才ジジ・マシンの激レア過去作『The Wind Collector』が超待望の初CD再発!


テンペルホーフとのコラボ『Hoshi』以降急速に再(新?)評価の進む孤高のコンポーザーが同郷のアレッサンドロ・モンティ&ピッツィンとのコラボで80年代末録音90年代初頭に発表した、「Clouds」とほぼ同時期に制作された美メロ・ピアノ満載の絶品アルバム!


しかもあの「Clouds」の未発表バージョンをはじめとしたボーナストラックを多数追加収録した二枚組デラックス盤!

















ジジ・マシン、アレッサンドロ・モンティ、アレッサンドロ・ピッツィン
『ザ・ウィンド・コレクター/アズ・ウィットネス・アワ・ハンズ』

GIGI MASIN, ALESSANDRO MONTI, ALESSANDRO PIZZIN
: The Wind Collector / As Witness Our Hands
DIPLODISC / Rush Hour / ritmo calentito 


CD 1 - The wind collector (the complete 1990 sessions)

01 - Satellite (Masin, Monti, Pizzin) (2’34")
02 - Stella Maris (Masin, Monti) (6’42")
03 - Ghosts (Masin, Monti, Pizzin) (3’22")
04 - Swallows’ tempest (II) (Masin, Monti) (1’26")
05 - She Wears Shades (Masin, Monti, Pizzin) (3’21")
06 - Kingfish (Masin, Pizzin) (5’00")
07 - Almanac (Masin, Monti, Pizzin) (2’31")
08 - Blue Weaver (Masin, Monti) (6’01")
09 - Wind Collector (Masin, Monti, Pizzin) (5’19")
10 - Snake Theory (Masin, Monti, Pizzin) (5’00")
11 - O.A.L. (Masin, Monti, Pizzin) (4’45")
12 - Valentine (Masin, Monti) (2’43")
13 - Larsen Perpetual (Masin, Monti, Pizzin) (6’51")
14 - Random Security (Masin, Monti, Pizzin) (5’27”)

CD 2 - As witness our hands (rehearsals & archive tapes)

01 - Bunker (Masin, Monti, Pizzin) (1’21")
02 - Clouds (Masin) (6’31")
03 - Improvisation n.1 (Masin, Monti, Pizzin) (4’12")
04 - Consequences of goodbyes (Masin) (5’18")
05 - Medusa’s refrain (T.Riley arranged by Masin, Monti, Pizzin) (8’33")
06 - Know (N.Drake arranged by Masin, Monti, Pizzin) (7’10")
07 - Swallows’ tempest (Masin, Monti) (6’37")
08 - The letter (Masin, Monti, Pizzin) (7’12")
09 - She wears shades (Masin, Monti, Pizzin) (3’49")
10 - Call me (Masin) (5’11")
11 - The fisherman (Masin, Monti, Pizzin) (5’35")
12 - No mistakes (Masin, Monti, Pizzin) (4’22")
13 - Don’t you worry, Pixel (Masin, Monti, Pizzin) (29")
14 - La luna (Masin) (7’07")



ポスト・エレクトロニカ、オブスキュアやヴェイパーウェイヴ以降、ジャンル世代を問わず様々な現在進行形シーンで「いままさに聞かれるべき音楽」としてすそ野を広げていたジジ・マシン。まさに絶好のタイミングでの嬉しいオリジナル・アルバム再発!


● イタリアの作曲家ジジ・マシンが1991年に発表した『The Wind Collector』(当時はLPのみリリース)は、流麗なピアノ・アンビエントを満載した好盤ながらも、発売当時は現在のようなエレクトロニカ/アンビエントのシーンも存在せず、地元ヴェネツィアの小さな音楽シーンを越えて広まることのなかった不遇のアルバムでした。


● しかしながら2000年代に入ってサンプリングやカバー、レコード・ディグの深化やネットの台頭にともなうシーンの変化で再評価が進み、オリジナル発売から25年を経てついにCD化が実現。


● 美しいメロディに彩られた柔らかなピアノ・サウンド、深遠なシンセのドローン、微細なエレクトロニクスや満天の星空を思わせるゆったりとした壮大なサウンドスケープ。ノスタルジックでシネマティック、しかしながらデジタル・サウンド第一世代ならではのハイフィデリティなテクスチャーも見え隠れ、あの時代でしかなし得なかった奇跡のアンビエント・ミュージックを満載!


● オリジナル盤は1989年から90年にかけて録音、91年に地元ヴェネツィアの「Divergo」なる零細レーベルからリリース。


● 今回の再発盤は2枚組で、ディスク1には『The Wind Collector』の全曲に加えて、アルバム録音時の未発表曲やセッション音源を追加収録。ディスク2はアレッサンドロ・ピッツィンのもとに残っていたデモやリハーサル音源のコンピレーションで、注目は「Clouds」の未発表バージョンも収録されていること。サブ・ローサ盤は今なお廃盤状態が続いておりアナログも入手困難なため、これはうれしい事件です!


● 全曲リマスター済み。



http://windcollectors.blogspot.it
https://soundcloud.com/wind-collectors



2016.1.20追記

『ミュージック・マガジン』誌1月20日発売号(表紙は坂本龍一さん)にて「奇跡の一枚」として満点レビューいただきました。





















このあとHell Yeah Recordingsからテンペルホーフとのコラボ第二弾『Tuvalu』、そしてPAN / Melting Botからジジも参加の注目コラボ・プロジェクト「Lifted」のCDリリースもあり。今年も引き続きジジ・マシン周辺が盛り上がりを見せそうです。

是非ご注目いただけたらと!























 

2015-12-17

JACOB BELLENS: Polyester Skin




ドナルド・フェイゲンを思わせる北欧デンマークの男性SSW秘密兵器ヤコブ・ベレンス!


人気ダンス・バンドWHOMADEWHOのフィーチャリングなどでも活躍、同郷ミュージシャンの多くがこぞって「デンマークNO1シンガー」にして「当代屈指のソングライター」と賞賛する新世代タレントによる、メランコリックでハートウォーミングな、北欧エレクトロ・ポップの魅力がぎゅっと濃縮されたハイクオリティな世界デビュー・アルバム!


コペンハーゲンNO1ダンス系プロデューサー、キャスパー・ビヨーケ(元FILUR)がプロデュースを手掛け、WHOMADEWHOのメンバーもゲストに名を連ねるほか、エフタークラング、トレントモラーやレヴォネッツら同国を代表するインディ人気アクトを支える腕利きミュージシャンたちも多数参加した豪華な一枚!















ヤコブ・ベレンス/ポリエステル・スキン

JACOB BELLENS: Polyester Skin
HFN Music / ritmo calentito (RTMCD-1173)

01. Tidal Wave
02. Ace of Spades
03. Untouchable
04. Back to You
05. In the Lunar Light
06. Polyester Skin
07. Behind the Barricades
08. Caught in a Kiss
09. Raining Parachutes
10. Keepers of the Faith


◆ WHOMADEWHOや元FILUR(フィラー)のキャスパー・ビヨーケのソロ作へのゲスト参加で注目を集めた、「デンマークのミスターAOR次世代代表」ともウワサされる新進シンガー/ソングライター、ヤコブ・ベレンス。


◆ 同郷の多くのミュージシャンやプロデューサーが「デンマークNO1シンガー」や「当代屈指のソングライター」などとベタ褒めする秘密兵器による世界デビュー・アルバムが完成!


◆ キャスパー・ビヨーケがプロデュースした軽快なポップ・ソングのタイトル曲⑥「Polyester Skin」はプリンス・トーマスの「インターナショナル」や「パーマネント・ヴァケーション」からのリリースでおなじみのTuff City Kidsによるリミックス・バージョンがただいまフロアを席巻中!


◆ ドナルド・フェイゲンを思わせる軽快なシャッフル・チューン②「Ace Of Spades」、シネマティックなストリングスを配したメランコリック・チューンの③「Untouchable」やシンセポップな④「Back To You」、哀愁あふれる⑨「Raining Parachutes」もイイ感じ。


◆ クールでモダンなシンセ・サウンドとマイルドなダンス・ビート、北欧マナーのメランコリックなムードや幽玄なサウンドスケープ、キャッチーなメロディとココロ温まるヤコブの特徴的な歌声がミックス、絶妙なバランスのエレクトロニック/シンセポップへと着地、これがジワジワと快楽中枢を刺激して気が付けば無限リピートが止まらない!


◆ これまでI Got You On TapeやMurderなど地元デンマークのローカル・バンドの一員として活動してきた気鋭の新進SSWヤコブ・ベレンスによる本格的な世界デビュー盤、是非ご注目ください!


◆ 参加ゲスト・ミュージシャン:Tomas Høffding (WhoMadeWho), Jakob Høyer (The Raveonettes, Trentemøller, Darkness Falls) and Nils Grøndahl (Under Byen, Efterklang, Pinkunoizu)



追記:リリースされました!
渋谷のタワレコさんいい感じコメントつけて試聴機に入れていただいております!





























タワレコさんのフリペ『bounce』誌でもピックアップいただきました。
















『TV Bros』誌でも紹介いただいております。





























2015-12-16

PRINS THOMAS: Principe Del Norte




最新ミックス『Paradise Goulash』も大ヒット中、リンドストロームと双璧をなす北欧ディスコ王子プリンス・トーマスが名門スモールタウン・スーパーサウンドと初めてタッグを組みKLFやジ・オーブ、初期ブラック・ドッグへのオマージュをしのばせたアンビエント二枚組超大作をドロップ!


バレアリックなダンス・モードをギリギリ維持しながらもプログレッシヴでギャラクティックな音の最果てに向け果敢な冒険を試みた野心作で、リンドストローム『シックス・カップス・オヴ・レベル』にも通じる、ジャンルを越えて大きな注目を集めること間違いナシな(早くも)2016年屈指の話題盤!

















プリンス・トーマス/プリンシペ・デル・ノルテ

PRINS THOMAS: Principe Del Norte
Smalltown Supersound / calentito

CD 1

1 A1
2 A2
3 B
4 C
5 D

CD 2

1 E
2 F 
3 G
4 H


◆ トーマスは2015年、ガボール・ザボ、サン・アローからハイエログリフィック・ビーイング、カート・ヴァイルまでを串刺しにしたミックス作品『Paradise Goulash』で改めて音の冒険家としての貪欲な攻めの姿勢を示して世界中から喝さいを浴びた。


◆ 『Principe Del Norte』は、辛口でおなじみの『ピッチフォーク』で8点台をつけるなど批評的にも高い評価を獲得したそのミックス仕事の勢いをさらに加速させる問題作。


◆ 本作においてトーマスは、2013年に亡くなったスウェーデンの地下テクノ・プロデューサーJoel Brindefalkの「Ü」名義での遺作『Doobedoo Dub’e'dope』に着想のヒントを得て、KLFやジ・オーブ、初期ブラック・ドッグなど90年代のIDM/リスニング志向のエレクトロニック音楽のモダンな再解釈を試みている。


◆ ビートレスながらも反復するシンセでギャラクティックな脳内ダンス!フル・パップからの楽曲からは大きくかけ離れた内省的でエクスペリメンタルなムードで聴き手をコスミッシェな音の底無し沼へと引きずり込みながらも、マーク・マグワイヤ以降の現行エレクトロニック・シーンにも通じるサスガのセンスでトーマス流の長尺アンビエント・ダンスをサラリと披露。


◆ トッド・テリエがメインストリームでブレイクする一方でビョーン・トシュケやセックス・タグスが新世代で地下ブレイク、かと思えばリンドストロームがトッド・ラングレンとのコラボというリーサル・ウェポンを爆発させ…やはりオスロのシーンの奥深さと多様性はダントツだ!『Principe Del Norte』は、リンドストロームの『シックス・カップス・オヴ・レベル』とタメをはる異端作ながら、トーマスのキャリアを確実にネクストレヴェルへと引き上げる渾身のキラー・アルバムだ。




未発表新曲含むリミックス盤もリリースされました!

☞ http://calentitomusic.blogspot.jp/2016/08/cltcd2057.html

『クロスビート』誌の年間ベストにピックアップいただきました!

☞ https://www.shinko-music.co.jp/item/pid1643860/

『ミュージック・マガジン』誌の年間ベスト第1位!

☞ http://musicmagazine.jp/mm/index.html


















 

2015-12-15

RUS HOUR LABEL NIGHT 2015 KOBE / TOKYO




傘下のKindred Spiritsレーベルでもおなじみ、オランダはアムステルダムのレコ屋&レーベル<RUSH HOUR>が総帥Antalとアルバムが今年大きな反響を呼んだHunee&寺田創一さんと共にジャパン・ツアーを開催。


12月20日が神戸のTROOP CAFE、22日(火曜、祝前日)が東京のAIRです。


InternasjonalやDekmantel、Ostgut Tonからのシングルのあとしばらく音沙汰のなかったHuneeさんでしたが今年Rush Hourからのアルバム『Hunch Music』で見事に返り咲き、アルバムはエレクトロニック界隈だけでなく結構いろいろなところで話題となっていたかと。


そしてそのHuneeが監修した寺田創一さん関連音源コンピ『Sounds From The Far East』も、日本だけでなく色々な国で評判だったようですね。このコンピを皮切りに『Sumo Jungle』とか『Sun Shower Remixes』とか、寺田さんの他の音源も色々と再発されて、嬉しいやらビックリやら。


そんな一年を締めくくるに相応しいRush Hour x Hunee x Soichi TeradaによるRush Hourのレーベル・ナイト。是非!



以下はRush Hourからのプレス・リリース(日本語!)より引用:



Rush Hourがジャパンツアーを敢行。


EUツアーを終えたばかりのHunee, Antal, Soichi Teradaが東京と神戸に登場。


地元アムステルダムのみならず、世界中で絶大な人気と影響力を誇るダンスミュージック・レーベルRush Hourが12/20 (日) に神戸Troop Cafe、12/22 (火) に代官山AIRに登場する。


出演するのは今年Rush Hourから待望のデビューアルバム「Hunch Music」をリリースしたHunee、レーベルの創始者Antal、そして自身の初期作品を同レーベルがコンパイルした「Sounds From The Far East」が大ヒットを記録したベテランプロデューサーSoichi Teradaだ。


彼らはAmsterdam Dance Eventを皮切りに、ベルリンのPanorama Bar、ロンドンのCorsica Studio、そしてパリのConcreteでEUツアーを終えたばかり。


ジャパンツアーでも息の合ったプレイを見せてくれることだろう。


INFORMATION
12/20 (日)
RUSH HOUR LABEL NIGHT
at troopcafe
Open: 17:00

LINE UP :
HUNEE
SOICHI TERADA -LIVE-
ANTAL

Fee: Entrance Free!! REGISTRATION SYSTEM or With Flyer
メール登録制 or フライヤー持参
メール登録 : http://troopcafe.jp/music-program/392
※当日料金は1,000円

FB Event: https://www.facebook.com/events/1646320058958600/


12/22 (火/祝前日)
RUSH HOUR LABEL NIGHT
at AIR TOKYO
Open: 22:00

MAIN FLOOR:
Hunee (Rush Hour | from Amsterdam)
Antal (Rush Hour | from Amsterdam)
Soichi Terada - Live (Rush Hour | Far East Recording)
Knock (Sound Of Vast)

2ND FLOOR:
The People In Fog a.k.a. DJ Sodeyama
Kikiorix (Tresvibes Soundsystem)
JAVA (遊然 | F.T.M)
YMASA & KOKI (06S | Bohemian Yacht Club)

NoMad “JAZZY SPORT ALL Pros.”:
Masaya Fantasista
Wassupski
gaku
Guilty OD
Out of Control a.k.a. Naoki Nishida
izm (Stax Groove)
miya (Broken Sport)
die

¥3500 Admission
¥3000 w/Flyer
¥2500 AIR members
¥2500 Under 23
¥2000 Before 11:30PM

FB Event: https://www.facebook.com/events/830738653691088/

Hunee at Boiler Room
https://www.youtube.com/watch?v=0RIU0cy6L1I

Antal b2b Hunee
https://www.mixcloud.com/RedLightRadio/hunee-antal-on-rlr-trouw-until-the-music-stops-01-02-2015/

Soichi Terada (EU Tour)
https://www.youtube.com/watch?v=OFfoRmzZzOk










ついでに『Acid Face』とかも再発、いかがでしょうか寺田さん!
 

2015-12-14

Dungen - Full Performance (Live on KEXP)




シアトル<KEXP>で行われたドゥンエンのスタジオ・ライヴの模様がフル尺でアップされておりました。


新作『Allas Sak』もおかげさまでとても評判いいです。もし未聴のようでしたらこの機会に是非チェックいただけたらと。


日本でもそろそろライヴ見たいですね。










2015-12-10

DANIEL AVERY: Sensation / Clear [PH50] ニュー・シングル!





2013年に『Drone Logic』でアルバム・デビュー、今年リミックス企画『New Energy』を引っ提げ待望の初来日も果たしたダニエル・エイヴリーによるPhantasy Soundからのニュー・シングルが発売となっております。ディープに潜航しながらも確実に持っていかれる感じ。両面ともいい具合です。是非チェックいただけたらと。


このリリースでPhantasy Soundもカタログ番号50番まで来ました。折り返し地点です。首領エロル・アルカンとレーベルの行く末にも引き続きご注目いただけましたら幸いです。


ダニエル冬のチャートをビートポートとジュノで作成。


Beatport >>> https://pro.beatport.com/chart/daniel-avery-winter-2015/378664


Juno >>> http://www.juno.co.uk/charts/dj/598076-Daniel_Avery/1668793-Chart/


ジュノのほうIORIさんもピックアップされてます。





 


2015-12-07

THE LIMINANASが…






今年ビコーズ・ミュージックからアルバムをリリースしました南仏の夫婦ガレージ・デュオ「リミニャナス」の楽曲がこんなところに使われておりました… というのをふたつ。


上の映像は、Berricsという、プロ・スケーターのスティーブ・ベラとエリック・コストンの2人が作ったスケートボードのパーク…から発展して今は情報サイト、によるVANSのヒストリー映像です。使われているのはアルバム『Down Underground』収録楽曲の「Betty and Johnny」です。6分くらいから。ステキな映像です。是非ご覧いただけたらと。


もうひとつ、下のほうはライフスタイル・ブランド「マイケル・コース(Michael Kors)」のシューズ・コレクション「ジェットセット6」のキャンペーン映像で、『Down Underground』のディスク2の22曲目「Mobylette」です。


リミニャナスおかげさまで好評いただいております。パスカル・コムラードとのコラボ『Traité de Guitarres Triolectiques』ともども、引き続きご注目いただけましたら幸いです。
























2015-12-04

51 BLACK SUPER: 51 Black Super




ペイヴメントやレモンヘッズ、ダイナソーJrを思わせる90年代フィーリング満載のナイスなインディロック・バンド「51ブラック・スーパー」がフランスのビコーズ・ミュージック傘下「Vietnam」レーベルからデビュー!ノイジーなギター・サウンドとポップでメロディアスなボーカル&キャッチーなコーラスからアップリフティングでパワフルなドラミングまで、全てがあの日のオルタナ/グランジそのまんま!躍動感あふれるまばゆいばかりのカリフォルニア・ドリーミン、でもフランス発。全11曲わずか30分ちょっとの中にありったけの若さを詰め込んだ、初々しすぎる、でも堂々のデビュー盤!全力レコメンド!!!(ジャケのメガネのナードなジャド・フェア風キッズが何年か前のリーダー本人らしいっす。ギター弾けるようになってよかったね!)
















51 BLACK SUPER: 51 Black Super
Because Music / Vietnam Records


1 Bigger
2 Special Number
3 Over the Bridge
4 Suburbs
5 It’s a soundtrack
6 MJ Wilson
7 Real Face
8 Pay the price
9 Get Back
10 Spirit Underground
11 Looking back


ペイヴメントやレモンヘッズ、ダイナソーJrを思わせる90年代フィーリングを満載したフレンチ・インディの新人「51 Black Super」が、ジャンゴ・ジャンゴやメトロノミー、エド・バンガーを発掘したことで知られる同国の名門「ビコーズ・ミュージック」傘下の「ヴェトナム」レーベルからデビューを果たした。


レコードのリリース前から、タイ・セガールやオビツなど米英の有力アクトを多く擁するブッキング・エージェント「Uターン」とサイン、ノイジーなギター・サウンド、ポップでメロディアスなボーカルやキャッチーなコーラス、アップリフティングでパワフルなドラミングを武器にフランス全土のライヴ・サーキットを席巻していた注目のニューカマーによる、待望の初アルバム。


90年代の古き良きオルタナティヴ/グランジ・ロックを忠実に現代に甦らせつつ、現在進行形のインディ・キッズたちをロックさせる躍動感あふれる圧倒的なパフォーマンスによりフランス各地でバズを巻き起こしてきた 51 Black Super。


そのセルフ・タイトルの初作は、全11曲でわずか30分ばかりの尺の中に出来うる限りの若さと熱量を詰め込んだ、簡潔ながらも高密度な、世代を越えて多くのオーディエンスを魅了する力作となった。


ヴェトナム・レーベルは、ルーツ志向の枯れ歌ムードがジェイソン・モリーナやウィル・オールダム(ボニー’プリンス’ビリー)にも例えられ確固たるファン・ベースを確立しているフランスのシンガー/ソングライター「H-Burns」ことルノー・ブルストランが、フットボール専門誌『So Foot』や映画雑誌『So Film』、キッズ向けモード誌『Doolittle』などを手掛けるパリのインディペンデント・メディア・コングロマリット「So Press」によるサポートを受けてビコーズ・ミュージックとのジョイント・ベンチャーで運営しているレコード・レーベル。


H-BurnsのEP『Six Years』を皮切りに2012年にレーベル活動を開始。H-Burnsの2枚のアルバム『Off The Map』と『Night Moves』を経て2015年から他アーティストの作品リリースもスタート。これまでに51 Black SuperとPharaon De Winterという二組のフランスの新人バンドを送り出している。