2011-06-24

KINGDOMが新レーベルを設立!




ホットなニュースが飛び込んで来ました!


7月発売のコンピ『ニューヨーク・トロピカル』にも
ナイスなリミックス仕事が収録されているブルックリンの
気鋭ベース・ミュージック・プロデューサー<KINGDOM>が
新たにレーベルを設立、第一弾アーティストとして
NGUZUNGUZUをリリースするとのこと。


http://www.xlr8r.com/news/2011/06/kingdom-launches-fade-mind-label


レーベル名は「Fade To Mind」、
ロゴがどことなくナイト・スラッグスっぽいなーと思ったら、
デザインをBOK BOKがやってるんですね。なるほど。


『XLR8R』の記事はザックリと、以下のようなことを、言ってます。


「ダンス・ミュージックの世界ではここ数年、ベース系の台頭が著しいですが、その主たる発信源は、Night SlugsやHyperdub、Hessle Audioなどといったレーベルで、つまりUKがホット・スポットでして。しかしながらその熱もいよいよ大西洋を越えてアメリカに飛び火、このムーヴメントに対する米国からの回答、とでもいえそうな動きが出つつあります。KINGDOMによる新レーベル<Fade To Mind>のアナウンスもそんな動きのひとつかと。Fade To Mindは、レーベル業を軸としながらも、音楽、ビジュアル・アート、映像やアパレルとのコラボレーションという、いかにも現代的な展開を、志を同じくする何人かのアーティストたち --- NguzunguzuやTotal Freedom、ダラス在住のDJ Prince Williamなど --- と共に行っていく予定。もちろんKINGDOMといえばNight Slugsからのリリースもあり、このふたつのレーベルは、いわば兄弟のような関係。」


「レーベルのリリース・ラインナップにはすでにMikeQ、Gremino、Cedaa、Clicks & Whistles、RizzlaやFatima Al Qadiriなどの名前が挙がっていますが、とりあえずはNguzunguzuのEP『Timesup』が7月5日にデジタル発売される予定。夏にはヴァイナルもカット。原理的な部分だけではなく、ジャケやロゴを見てもらえればわかるように、明らかなNight Slugsとの類似点も。これはジャケットの基本的な統一フォーマットとロゴをBok Bokが手がけているため。ですが、アートワーク自体はKingdomと彼のレーベル・クルーが手がけています。」


ちなみにNGUZUNGUZUのジャケットは




確かに(ナイト・スラッグスと)似てますね。


NGUZUNGUZUって誰?というヒトは、
MIXPAKがやったこちらのインタビューもあわせて、
ご参照ください。


ニューヨーク・トロピカルやダッティー・アーツ周辺の
動きとも共振しながら、よりUK的なベース・ミュージックの
本流に近いところで興味深い活動を展開しているKINGDOMの
動向は、今後も要チェックです。


『ニューヨーク・トロピカル』でのKINGDOMはこんなカンジです。






【KINGDOMとは】




ニューヨークのディーヴァ、Shyvonneとのコラボのもとに、2010年初頭にFool’s Goldからリリースされたデビュー・シングル『Mind Reader』で世界的な注目を集めた、ブルックリンを拠点に活動するDJ/プロデューサー。USにおいてはデビューしたてだが、Bok BokやLvis-1990ら、Night Slugs周辺との交流は、『Mind Reader』よりはるか昔までさかのぼることができる。2006年に彼が制作したミックステープでは、グライム、クランク、ハウスや様々クラブ・サウンドを、R&Bボーカルを効果的に取り込みながらフュージョンしていた。これがNight Slugsクルーの注目を集めたのだ。USデビュー以前から、その名前はUK/ヨーロッパのベース・ミュージック・シーンで周知の存在だった。Night SlugsレーベルからのEP『That Mystic』では、前述のような様々なジャンルの音楽をクロスさせながら、卓越したオリジナルKINGDOMサウンドをプロデュース、本場UKのプレスでも極めて高い評価を獲得。アメリカのベース音楽のネクスト・ジェネレーションをけん引する重要アーティストとして、その存在感、名声は着実に増しつつある。Fool’s GoldやNight Slugsからの自身のリリースに加えて、2011年には満を持して自らのレーベル「Fade to Mind」を設立、その活動は新たなフェイズへと突入した。


KINGDOMは2011年3月、MISHKAのパーティーで来日、渋谷のクラブ<module>で素晴らしいパフォーマンスを披露している。

http://www.module-tokyo.com/schedule/2011/3/4/207/detail.html