先行シングル「Osama Obama」のまさにオサマとオバマなシュールなビデオも話題沸騰中!
かつてアフリカン・チャントと8bitを組み合わせたストレンジ・サウンドが「ザ・チャップ・ミーツ・コノノNO1」などとも例えられ好事家たちをピンポイント爆撃したスイスのエレクトロニック・デュオ、LARYTTAによる久々の新作がリリースとなります。
レトロ・フューチャリスティックなシンセ・グルーヴの中にジェイミー・リデルを思わせるファンクネスとほのかなエキゾチズム&センシティヴなニュアンスを溶かし込んだ、小国スイスのダークホースによるブランニュー、これは要注目です!
LARYTTA: Jura
Creaked Records / ritmo calentito (CRDS45J)
01 Something Good
02 Osama Obama
03 Revolution 10
04 Baby Come Back
05 Love Love Banana
06 Jura
07 Broken Leg Theory
08 Mi Vida
09 All I Do
10 Les Bambous
11 Medication
***
プレス・リリースより:
ラリタは2004年にスイスのローザンヌで結成された。メンバーはギ・メルデムとクリスチャン・パユのふたり。ギはケルナー・ユニオン(Körner Union)というクリエイティヴ・ユニットにも所属、音楽だけでなくデザイナー/アーティストとしても活動している。クリスチャンはスティーヴ・アルビニのプロデュースでも話題となったポストロック・バンド、ハニー・フォー・ペッツィのドラマーでもある。
このふたりの奏でる音楽を形容するのは簡単ではない。注意深く耳を傾けてみると、エレクトロニックなビートやアフリカのリズム、キャッチーなメロディー、ヒプノティックなヴォイス・エフェクトやコーラス、ギターのループ、耳障りなノイズやキーボードなど、様々なスタイルを見つけ出すことができる。ラリタはそれらを巧みに掛け合わせながらエクスペリメンタルかつ耳に残る独自のポップなスタイルを作り上げてきた。
2005年、ラリタは、アログやスーテック、マイ・パンダ・シャル・フライなど世界中の多種多様な先鋭/辺境エレクトロニック音楽のリリースを手掛ける地元のインディー・レーベル<クリークド>からセルフタイトルの5曲入りEPでレコーディング・アーティストとしてデビューを果たした。そして2008年に初アルバム『Difficult Fun』を発表。このアルバムは「ザ・チャップ・ミーツ・コノノNo1」などと評されヨーロッパのメディアで高い評価を得た。2009年にはエクレクティックな音の宝庫ロサンゼルスの新進レーベル<フレンズ・オヴ・フレンズ>からもシングルをリリースしてインターナショナルな名声を確固たるものとした。
レフトフィールドな姿勢を貫き通しながらもリスナーの心を捉えて離さない中毒性の高いサウンドは世界中の同業アーティストをも魅了、バンドはこれまでに、ジェイミー・リデル、ミカチュー&ザ・シェイプス、ビーチ・ハウス、ジャスティス、ザ・チャップ、DJメディなど多くのトップ・アクトと共演を重ねてきた。フランス、スペイン、アメリカ合衆国、ロシア、中国などをツアーし、SxSW、モントルー・ジャズ、ソナーなど各地の著名フェスティバルにも出演を果たしている。
『Difficult Fun』から6年半、そのラリタが<クリークド>から新作『Jura』を携えカムバックを果たす。先行シングル「Osama Obama」のシュールなビデオに見られるように、今回も彼ららしいエッジな仕掛けがそこかしこに施されている。しかしながらこの新しいアルバムは、前作をはるかにしのぐリスニング・フレンドリーな佇まいで、更なる飛躍が約束された一枚となっている。80年代にイエロー(Yello)が世界のアンダーグラウンドなダンス・ミュージック・シーンを席巻して以来、スイスは、決して数は多くないが、世界水準の良質なクラブ・ミュージックをコンスタントに送り出してきた。ラリタが、そのリストに新たな一行を、書き加える。
https://www.facebook.com/Laryttamusic