クラブ・シーンの重鎮アゴリア周辺から浮上しネクストブレイクが期待されていたフランスの新鋭。
待望のデビュー・アルバムは、エールやステレオラブを思わせるラウンジィなダンス・グルーヴ、ハーバート的なエクスペリメンタルなエッジ、メトロノミーにも通じる脱力ポップとフレンチタッチのほんのりとした残り香をミックス、ジャケのイメージからはまったく想像もつかぬポップ・センスが炸裂した快心作。
ジャック/ランポルタンスデュヴィデ
Jacques - LIMPORTANCEDUVIDE
Recherche & Développement (RTMCD-1525)
1. Porte s'ouvre
2. Arrivera
3. Ça se voit
4. Avec les mots
5. La vie de tous les jours
6. Qu'en avez-vous fait?
7. Pourquoi c'est comme ça?
8. Je ne te vois plus
9. Kick ce soit
10. Partout
11. Qu'est-ce que
12. C'est
13. Rien.
◆ ジャックは、80年代中期にレコード・デビューしていたミュージシャンのエティエンヌ・オーベルジェを父に持つ、フランス東部の古都ブザンソン出身のプロデューサー/シンガー/ソングライター。現在はパリを拠点に活動。
◆ その最大の特徴は、ジャケそのままの奇抜なルックスと、ピンポン、換気扇やハサミなど、ありふれた日常のノイズをサンプリングし即興パフォーマンス、というハーバートを思わせるステージ。シュールで非凡で、しかしながら印象深くポップでもある。『GQ』とGUCCIのコラボ・プロジェクト「THE PERFORMERS」へのフックアップ、フレンチ・エレクトロニックの重鎮アゴリアとの共作シングル、などなど、その存在は早くからさまざまなフィールドで話題となっておりました。
◆ そんな期待の新人の満を持してのファースト・アルバム。メランコリックなシングル曲の⑤「La vie de tous les jours」、アップテンポな②「Arrivera」や④「Avec les mots」、特徴的なエクスペリメンタルな音使いが炸裂した③「Arrivera」、エレクトロな⑨「Kick ce soit」ほか、ジャケのイメージからは想像もつかない柔らかなムードをまとった色とりどりのポップ・ソングを満載。
◆ マスタリングはフレンチ・クラブ・シーンの名士アレックス・ゴファー。