2025年5月にスタートしたアフリカ社会における音楽と音の役割を探るジュネーヴ民族学博物館の新たな特別展「Afrosonica - Soundscapes」のために委嘱制作された、ケニア、エジプト、日本、南アフリカのアーティストによる4つのオリジナル作品をまとめたアルバム。博物館の音楽アーカイヴと現在進行形のサウンド・アートを往来した唯一無二のクリエーションを堪能いただける好作。
V.A.: Afrosonica
Flee (MEGAIMPCD125)
1 KMRU - Depot
2 Yara Mekawei - The Shrine
3 Midori Takada - Mémoire d'arbre
4 Ntshepe Tsekere Bopape(Mo Laudi) - Daughters of the Dust. Sons of the Soil (Part 2)
◆ 『Afrosonica』はスイスのジュネーヴ民族学博物館でスタートした最新の特別展「Afrosonica - Soundscapes」のために作られたスペシャルな音楽作品。80年以上にわたり世界中の民俗音楽を収集・アーカイヴ化してきた老舗ミュージアムと各国を代表する気鋭アーティストのユニークなコラボレーションをパッケージ化したもの。
◆ ケニア(KMRU)、エジプト/ドイツ(Yara Mekawei)、日本(高田みどり)、南アフリカ(Mo Laudi)のアーティストたちは、博物館の委嘱を受け、博物館が所蔵している膨大な世界音楽や音声素材のアーカイヴへとアクセス、過去と現在をつなぐ新たなサウンド・アートの創造にチャレンジ。
◆ KMRUはメゴやタッチからもリリースのあるナイロビ出身の電子音楽~フィールド録音アーティスト。Yara Mekaweiはカイロ出身でベルリン拠点、都市環境からサウンド・アートを掘り出す音の彫刻家。高田みどりはインターナショナル・シーンでも揺るぎない支持を確立している日本が世界に誇るパーカッション奏者。Mo Laudiは南アフリカのダンス・ミュージック・シーンの躍進を10年代から支えてきたベテランDJ/プロデューサー。
◆ 様々な場所や年代から持ち寄られたバラエティに富んだアコースティック素材にシンセや電子音を組み合わせながら、遠い記憶を呼び覚ます、時間軸が揺らぐような唯一無二のアンビエンスを生み出すことに成功しております。