ニコ・ゴメスやクロード・ロンバールらの黄金時代を支えたベルギーの名プロデューサー、ローランド・クルーガーによるオブスキュアなスタジオ・プロジェクト「エル・チクレス」のデビュー・アルバム。
ラテンジャズ・クラシックス「Caravan」や定番鉄板の「Summertime」、スペンサー・デイヴィス「I'm a Man」のキラー・カバー収録。
「ベルギーのインスト版サンタナ」とも言わレアグルーヴ・シーンでも人気のレア盤が待望の初CD化です。
エル・チクレス／ヴィヴァ・ティラード
EL CHICLES: Viva Tirado
PREGADOR DO SOM / GUERSSEN (RTMCD-1309)
1. Viva Tirado (Part I)
2. Ode To Billy Joe
3. Caravan
4. At Nee-Ko
5. Como Estas
6. Drug Bay
7. In The Summertime
8. Nuts
9. I'm A Man
10. Viva Tirado (Part II)
■ エル・チクレスは、ベルギーのプロデューサー、ローランド・クルーガーが仲間のセッション・プレーヤーたちに声をかけ70年代初頭に始めたスタジオ・プロジェクトで、70年代半ばまで散発的に活動し3枚のアルバムを残しました。『Viva Tirado』はメジャーのポリドールから1970年にリリースされた彼らのファースト・アルバムです。
■ ローランド・クルーガーは、60年代から80年代にかけて、ニコ・ゴメス、アンドレ・ブラスール、チャカチャスやクロード・ロンバールなど、多くのアーティストのプロデュースやアレンジ、リリースを手掛けたベルギー・シーンのフィクサーです。
■ 『Viva Tirado』は、デューク・エリントンのラテンジャズ・クラシックス「Caravan」やガーシュウィンでおなじみのスタンダード・ナンバー「Summertime」、スペンサー・デイヴィス・グループ「I'm a Man」、カントリーの歌姫ボビー・ジェントリーのヒット「Ode To Billy Joe」など、キラーなカバーを多数収録したナイス・アルバム。M⑤「Como Estas」はJ・J・バンドの（プラシーボのドラマーでもある）ガルシア・モラレスとラルフ・ベナターの共作曲。
■ 爆裂ジャズファンクとトロピカルなスパイスとエル・チカーノにも通じる脱力ロックを絶妙なバランスでミックス、「ベルギーのインスト版サンタナ」とも言われ、レアグルーヴやラテン、モンド、クラブジャズなどの枠を越え長く人気を博してきた一枚。
■ この春リリースをはじめたばかりの新興レーベル「Pregador Do Som」から待望の初CD化。ニコ・ゴメスやプラシーヴォ好きは是非チェックを。