2012-01-04

【リリース情報】 ABLAYE THIOSSANE: Ablaye Thiossane




現在御年75歳で(2014年リリース時)、1950年代からのキャリアを持つセネガル人ベテラン・シンガー、アブライ・ティオサンが、「アフロ・ラテン」のコンピ・シリーズで再浮上を果たしたパリ在住の敏腕プロデューサー、イブラヒマ・シラと彼のプロダクションの助力を受け、バオバブやアフリカンドのメンバーを率いて初めてのアーティスト・アルバムをリリース!


アブライ・ティオサン/アブライ・ティオサン

ABLAYE THIOSSANE: Ablaye Thiossane
Syllart / Discograph (RTMCD-1018)


TRACKLIST: 

01 Amineta Ndiaye
02 Lat Dior
03 Ndiaye Diatta Ndiaye
04 Arawane Ndiaye
05 Siket
06 Talene Lampe Yi
07 Thiélel Lamboul
08 Bouki Ndiour
09 Laye Woyena Laye





60年代にラジオ・ヒットを持ちながら、以降、半世紀のあいだ沈黙を続けてきた、画家や劇作家としての活動で知られるセネガルのマルチタレント・アーティスト、アブライ・ティオサン。

彼が、シラと彼のプロダクション、バオバブやアフリカンドら、西アフリカを代表する著名バンドのメンバーたちのサポートを受けて2010年にレコーディングした、初めてのアルバム作品。

悠久の大地の上で脈々と歌い継がれてきた歴史と伝統、人々の生活を、心温まる瑞々しいメロディー、アンサンブルをバックに、円熟の極みとも言えるティオサンのうたを通じて銀盤へと封じ込めた珠玉のプロジェクトです。

シラの呼びかけで集まった、バックを支えるプレイヤーは、オーケストラ・バオバブのオリジナル・メンバーであるベン・ジェルーン(ギター)やバラ・シディベ(ボーカル)、レイ・ンバウプを継いで再結成バオバブでウォロフのソウルを歌うアセイン・ムバウプ(ボーカル)、同じく再結成バオバブや、アフリカンドでもマイクを持つメドーン・ディアーロ(ボーカル)、コンゴ・ルンバ最重要グループ、OKジャズにも所属し、現在はパリを拠点にケケレを率いているパパ・ノエル(ギター)などなど。

アレンジは、サリフ・ケイタ『ソロ』やチョーン・セック『オリヤンティシム』でおなじみのフランソワ・ブレナンが手がけています。

「ティオサン」(Thiossane)とは、セネガル語で、「伝統に関わるあらゆる物事」を意味するとか。

オーセンティックなアフロ・キューバンのリズムを下敷きとしながらも、アウトプットは、あくまでも洗練された現在進行形のプロダクション。不変不朽の調べが、色褪せた歴史の枠を飛び出して2012年の「いま」にリンクした、全ワールド・ミュージック・ファン必聴の珠玉の9曲。

ワールド・サーキットやノー・フォルマ(No Format!)あたりのレーベル、アーティストが好きな方にもオススメ。