2012-09-10

STEREOFUNK: Radio Robotic




ALAN BRAXEやBREAKBOTにも通じる煌びやかな
ロマンティック・ディスコを鳴らすエレクトロ・シーンの
ダークホース<ステレオファンク>がCoco Machete
からアルバム・デビュー!


エモーショナルなフック、柔らかくソウルフルな出音に包まれ
たセンシティヴなメロディーと大バコ映えするタフなボトムの
パーフェクトMIXが生みだす強力なフロア・バンガーを満載
したキラー・アルバムは、エレクトロ・ファンもディスコ・マニア
も秒殺必至!





STEREOFUNK: Radio Robotic
Coco Machete (RTMCD-1029)

AMAZON | HMV | TOWER


1 Senseless
2 Night & day (Featuring Maral Salmassi)
3 Brasina
4 In Me
5 Livin My Life (Featuring Razor Cain)
6 Get Off (Featuring D' Secret SVC)
7 Disco to Disco
8 El Patron
9 Shooting Star
10 So Many Times (Featuring Miu)
11 Sleepless in Rome



▼ ドイツはドレスデン在住のDJ/プロデューサー、ティノ・シュミットによるソロ・プロジェクト、ステレオファンクによる新作が、快進撃を続けるニューヨークのエレクトロハウス・レーベル<Coco Machete>から登場。これが何とALAN BRAXEやBREAKBOTラインのエレクトロ~ハウス~ディスコの奇跡的なハイブリッドで、ブレイク太鼓判!


▼ まずは何と言っても、リード・シングルの「El Patron」(M⑧、PVもアリ)を、聞いてみてください。抑制の効いたビート、クール&ヒプノティックなピアノ・リフとゴスペル風味の男声ヴォイス・サンプル、その裏を這うように編み込まれたヘロヘロなイタロ(ミュンヘンか?)・モードのシンセ・サウンド!エレクトロ&ディスコ・ハイブリッドがゲシュタルト崩壊、どこまでもアナーキーで、しかしながらキャッチーだし妙な高揚感があるし、これは侮れない!


▼ Hey Today!(Kitsune/Bang Gang 12)へのフィーチャリングやMunk(Gomma)のリミックスなどでも素晴らしい才覚を発揮している独ケルンのヴェテラン女性プロデューサーMaral Salmassiをフィーチャリングした「Night Day」(M②)も、「El Patron」に負けず劣らずの激アツBOMB!確信犯的にキャッチーなシンセとボーカルのフックに、秒殺です!


▼ 泣きメロ炸裂のピアノ・リフからイタロ/北欧ライクなベースラインでグリグリとツボ押しまくりの「Brasina」(M③)、ドレスデンの俺流ディスコを披露する「Disco To Disco」(M⑦)あたりも、インストながらジャンルを越えたワイドレンジなコネクトが期待できそうな良質なトラックですし、Coco Macheteのレーベル・メイト<D’SECRET SVC>をフィーチャーしたストレートなエレクトロ・バンガーの「Get Off」(M⑥)やトランシーな展開がいかにも大バコ映えしそうな、新人のMiuをフィーチャーした「So Many Times」(M⑩)などの鉄板具合も、いいカンジ。


▼ エモーショナルなタッチ、センシティヴなメロディーとフロア映えするバンギンなボトムの絶妙なバランス具合は、BREAKBOTやALAN BRAXE、ジャスティスの1stや、デジタリズムの『キツネ・タブロイド』以降の、「柔らかめ、だけどフロア寄り」な路線のエレクトロ・ミュージックが好きだったら絶対に気に入ってもらえるかと思います。YUKSEKやDESIGNER DRUGSなどのファンにもオススメ、あとレーベル・メイトのFUKKKOFFF好きは絶対にチェックですぞ!


【ステレオファンクとは】

独ドレスデン出身のDJ、プロデューサー、ティノ・シュミット(Tino Schmidt)によるソロ・プロジェクト。2000年代半ばからリリース活動を開始、自身のレーベルであるKlang GymnastikやSuperfancy、Bondageなどといった地元ドイツのレーベルを中心にリリースを重ねる。2009年春にMoonbootiqueからリリースしたシングル「Captain Funk」のFUKKK OFFFリミックスがエレクトロ・シーンでブレイクし、注目を集める。同年秋初めてのアルバム『Fools Planet』を発表。2010年から11年にかけては主に<Klang Gymnastik>の裏方として、Jules & Moss、BeataminesやLuciano Pizzellaら、新鋭からベテランまで、多くのアーティストたちの楽曲リリースをセットアップ。2012年春、スーパー・マリオのメロを拝借した反則スレスレのシングル「Who Loves Mario」を投下して華々しくカムバックを果たすと、間髪いれずに待望のセカンド・アルバム『Radio Robotic』を、スペンサー・プロダクトやパル・ジョーイらを擁するニューヨークの人気レーベル、Coco Macheteから発表。デッドマウスやデザイナー・ドラッグスあたりにも通じるメジャー感もあり、幅広いフィールドでの活躍が期待される行く末の楽しみなニューカマー!