2015-04-02

AVALANCHE: Perseverance kills our game




フェアポート・コンヴェンションが初期アシュ・ラ・テンペルとジャムったかのごときミステリアスなフォーキィ・スペース・ロック隠れ名盤世界初CD化企画。


アラン・スティーヴェルの影響を受けトラッドやフォークとスペース・ロックの実験的混合を試みたオランダの6人組バンド<アヴァランチ>が1979年にリリースした唯一のアルバム『パーサヴィアランス・キルズ・アワ・ゲーム』を、多くの良質なプロッグ/フォーク系再発でおなじみのスペイン<GUERSSEN>が復刻。



















アヴァランチ/パーサヴィアランス・キルズ・アワ・ゲーム

AVALANCHE: Perseverance kills our game
GUERSSEN / ritmo calentito (RTMCD-1140)

1. Lodalientje
2. Cola
3. Tik
4. Hymn On Wind And Water
5. Maiden Voyage
6. Gimmick For Twenty Fingers
7. Transcendence (for Leo)
8. Images Of Long Gone By
9. Oblivion



アヴァランチは、チーズの産地として知られるオランダの風光明美な田舎町ゴーダ(ハウダ)出身で、1970年代半ばから80年代初頭にかけ活動したグループ。牧歌的ながらも耳に残る美しいメロディーとエクスペリメンタルなスタイルを融合させた唯一無二のインストゥルメンタル・サウンドを武器に地元ゴーダやロッテルダムのライヴ・サーキットで頭角をあらわし、一時はカズ・ラックスの前座もつとめるなどその将来を嘱望されたが、メンバー各人の方向性の違いから本作1枚を自主リリースしただけで解散したヨーロピアン・サイケのカルト・バンド。


『パーサヴィアランス・キルズ・アワ・ゲーム』は、アコースティックなフォーク・ロック、しかもインストゥルメンタルを軸としたアルバム前半(①~⑤)、長尺なスペース・ロック的アプローチでサイケデリックな音世界を展開する後半(⑦~⑨)と、大きく趣きを異にした両極のムードを、美しいメロディーや入念に練り込まれた確かなアレンジやアンサンブルで見事に調和してみせた力作で、サイケやフォーク、辺境好きなどジャンルを越え熱心なコレクターのあいだでピンポイントに注目を集めてきた希少盤。


再発盤解説は『MOJO』や『Record Collector』への寄稿や、90年代のサイケ・リバイバルをけん引したUKの重要レーベル<Delerium Records>の運営でも知られたリチャード・アレンが執筆(日本語対訳付)。