タイガースシ首領ジョアキムの昨年のアルバム『Tropics of Love』からの新しいシングルが月末リリースになります。
JOAKIM "Each Other"
Tigersushi / Because Music (BEC5156097)
Release : 27.04.2015
Special Remarks: 12’’ in white sleeve with holes LIMITED TO 300 COPIES
Tracklist:
A1. Each Other (Joakim Club Mix)
A2. Each Other (Vicram Remix)
B1. Each Other (A/JUS/TED Remix)
B2. Each Other (DJ Slow Remix)
ジョアキムによれば、この曲は『Tropics of Love』の中でも特にお気に入りの一曲だとか。
「これまでよりもスロウでソウルフル、そしてセクシー。新しくトライしたいと思っていたことを、ここで色々と試したんだ。今の自分のムードを象徴するような一曲だ」とのこと。
「Each Other」はニューヨークのバンド、ドラゴンズ・オヴ・ジンスのアクウェティをフィーチャーしているのですが、ジョアキムは、「彼と出会っていなかったらこの曲が生まれることはなかった」ときっぱり。
「2年前にカミーユ・アンロの『偉大なる疲労』という映像作品に曲をつけたことがあった。ヴェネツィア・ビエンナーレで銀獅子賞を受賞した作品なんだけど、そのレコーディングで、共通の友人を介してアクと初めて会ったんだ。」
それ以来ふたりは交流を深め、『Tropics of Love』にも参加してもらうことになるわけですが、これもまた偶然の産物というか、必ずしも彼をこの曲のボーカルに、ということでもなかったようです。
「レコーディングの合間に彼がふらりとやって来たので、デモを聞いてもらったんだ。別にどうこうしたいとか、特にアイデアはなくて、ただ聞いてもらいたかったから、というだけだった。」
「ところが彼はあっという間にその場でリリックを書き上げて、じゃぁレコーディングしてみようか、ということになって、1時間後にはもう曲が出来上がっていたんだ!」
『Tropics of Love』に関しては『iLoud』でインタビューいただいてますので、是非、そちらもご覧いただけたらと思います。
http://www.iloud.jp/interview/joakimtropics_of_love.php
以下はリミックスに関するジョアキムのコメント。
「ペリカン・フライのDJ Slowはこの楽曲のエッセンスをよく掴んで、うまくソフトな方向にまとめ上げてくれた。 A/JUS/TEDのジャスティン・ストラウスはミルクン・クッキーズ以来ずっとニューヨーク・アンダーグラウンド黄金時代のリアル・ヒーローだ。ホーリー・ゴーストやブラッド・オレンジのリミックスもよかったから、彼らのほうからリミックスしたい、と言ってくれたのは驚いた。是非!という感じだったよ。Vicramはフランスの新人で、まだまだミステリアスな存在だ。ただ何曲か彼のトラックやデモを聞かせてもらっていて、とにかく、すごい可能性を秘めた将来が楽しみなアーティストだよ。」