2013-03-05

CARMEN VILLAIN: Sleeper




『マリクレール』や『ヴォーグ』、『ナイロン』などといったファッション誌の
表紙も飾る米国人スーパーモデル、カルメン・ヴィランによる驚きの
アーティスト・デビュー作品。


セレナ・マニーシュのエミル・ニコライセンと
北欧ディスコ王子プリンス・トーマスがプロデュースで参加、
シカゴのボブ・ウェストン(シェラック)がマスタリングを手掛けた
注目のアルバムは、ヴェルヴェット・マナーの幽玄なサイケデリア、
低く垂れ込める様なスモーキーな倦怠感とひとしずくの緩やかな
ディスコ・フィーリングが同居した、この世の所産とは思えぬ
トリッピーな音世界を満載。


キャット・パワーかロイヤル・トラックスのジェニファーか、
ってなくらいの、天は二物を与え過ぎ!ズルい!!けどスゴい!!!
という方。


カルメン・ヴィラン/スリーパー
CARMEN VILLAIN: Sleeper
Smalltown Supersound | calentito (CLTCD-2027)
AMAZON | DISKUNION | HMV | TOWER



TRACKLISTING
01. Two Towns
02. Easy
03. Lifeissin
04. Obedience
05. Made A Shell
06. How Much
07. Light, See
08. Dreamo
09. It May Well Die
10. Kingwoman
11. Slowaway
12. Demon Lover
13. Obedience (A JD Twitch Optimo mix)
14. Lifeissin (Prins Thomas Remix) 

M1, 6, 9, 11, 12 → カルメン自身のプロデュース
M2, 3, 5, 8, 10 → エミル・ニコライセン(セレナ・マニーシュ)がプロデュース
M4 → プリンス・トーマス&カルメンのプロデュース
M7 → プリンス・トーマス&エミル・ニコライセン w/ カルメンのプロデュース






▼ メキシコ人とノルウェー人の両親のもとにアメリカで生まれ、現在はロンドンを拠点に活動する、元はスーパーモデルとして『マリクレール』や『ヴォーグ』、『グラマー』、『ナイロン』などといったファッション雑誌の表紙も飾っていたシンガー/ソングライター、マルチ・インストゥルメンタリストのカルメン・ヴィラン。

▼ 『スリーパー』は、セレナ・マニッシュのエミル・ニコライセンと、リンドストロームと共に北欧コズミック・シーンをけん引するディスコ王子プリンス・トーマスもプロデュースで参加した、彼女のアーティストとしてのデビュー作品。

▼ 常に厳格な匿名性を求められるモデルの世界の真逆へと振れた、彼女自身の際立つキャラクターや溢れだすアイデア、ユニークな指向性…。エミル・ニコライセンとプリンス・トーマスという、それぞれに独自のフィールドで活躍する腕利きのプロデューサーふたりの助力のもとに、カルメンは、ロックとダンスフロアのあいだに、全くオリジナルの、突出したサイケデリアを描き上げることに成功しました。

▼ 『FADER』誌をして「美しく、メランコリックで、このような響きを持ったサウンドを、かつて聞いたことがない」とまで言わしめた「Lifeissin」(M③)を筆頭に、アルバムは、終始、ヴェルヴェット・マナーの幽玄なサウンドスケープ、鬱屈としたシューゲイズ、低く垂れ込める様なスモーキーな倦怠感とひとしずくの緩やかなディスコ・フィーリングが、時に不可思議に混ざり合いながら、時に思いもよらぬ反発を見せながら、得も言われぬ表情を、発し続けている。その様は、モノトーンの、しかしながら極めて精緻なグラデーションに彩られた万華鏡でも覗いているかのよう。

▼ カルメンのパーソナル・フェイヴァリットは、サン・シティ・ガールズ、ロイヤル・トラックス、ソニック・ユース、ブロードキャスト、ビキニ・キル、ウータン、Jディラやディス・ヒートなどなど、だとか。4ADからのリリースで世界的に知られるオスロのバンド、セレナ・マニーシュのリーダーであるエミル・ニコライセンは、そんな彼女のルーツを巧みにすくい上げながら、ストイックで、ハードコアな音のエッジに、更なる磨きをかける。「バレアリック」や「コズミック」と形容されるプリンス・トーマスの快楽中枢ダイレクトなダンス・サウンドが、そこに絶妙なグルーヴを注ぎ込む。

▼ 中毒性の極めて高い、ダウナーなグルーヴを隠し味としたユニークなサイケデリック・ミュージック、その魅力は聞きこむほどに底無し沼!

▼ 日本盤のみボーナストラックとして「Obedience」のJDトゥイッチ(オプティモ)によるリミックスと「Lifeissin」のプリンス・トーマスによるリミックスを追加収録。

▼ アルバム本編のマスタリングはシェラックのボブ・ウェストンが担当。