2011-04-09

IMPERIAL TIGER ORCHESTRA "Mercato" (2013年11月11日追記)



ムラトゥ・アスタケへの狂おしいまでの偏愛ダダ漏れ、
濃密なエチオピア・ジャズ黄金期の妖し過ぎるフレイバーを
ところ構わずスパークさせながら、ディープファンクなド根性で
ダンスフロアを暴走する期待の新ユニット、インペリアル・タイガー・オーケストラ!


インペリアル・タイガー・オーケストラ/メルカート

IMPERIAL TIGER ORCHESTRA: Mercato
Mental Groove (RTMCD-1007)

1. Yedao (Rahel Yohannes / Yilma Gebereabe)
2. Lale Lale (Abrar Abdo)
3. Zoma (Martha Ashagani / Zelalem Mekuria)
4. Anchi Bale Game (Tegenu Balkew)
5. Yefikir Woha Timu (Tezera Haile-Michael)
6. Bemgnot Alnorem (Bahta Gebre-Heywet)
7. Shinet (Tadesse Alemu / Traditional)
8. Demamaye (Ephrem Tamru / Akelilu Siyume)
9. Tirulegn Feat. Bethelem Dagnachew
(Hamelmal Habate / Moges Teka)


"Lale Lale"のライヴの模様を、どうぞ。






昨年のワールド・ミュージック・シーンにおける新人王、
インペリアル・タイガー・オーケストラ。


デビューEP『Addis-Abeba』で、世界中の音楽ファンたちから
注目を集めた期待の逸材が、とうとうアルバム・デビューです。


スイスが生んだこの奇跡のトラたちは、ジャイルズ・ピーターソンや
トレバー・ジャクソン、ロラン・ガルニエからシンデンまで、名だたる
クラブDJたちもこぞって絶賛&強力スピン、その名声は、ワールド・
リスナーのみならず、レアグルーヴ・ディガーやフロア指向のクラブ・
ミュージック・ファンにまで響き渡っています。


「ムラトゥ・アスタケやアンティバラスに対するスイスからの回答」などと
称されたサウンドはさらに厚みと妖艶さを増し、野太く、重く、各段に
スケールアップしています。


彼らの最大のポイントは、エチオピア・ジャズ/ポップの黄金期への
オマージュをあからさまにしながらも、ディープファンクやレアグルーヴ、
スピリチュアル・ジャズ的なテイストを大胆に取り入れ、フロア・フレンドリー
な楽曲で、幅広いファン層へとアピールできること。


しかも、クラル(エチオピアの弦楽器)やピン(タイの弦楽器)、
ケベロ(エチオピアのドラム)などのトラディショナルな楽器を、
電子楽器、エレクトロニクスとほどよくブレンドすることによって、
唯一無二のレトロ・フューチャリスティックな感覚を醸し出している
のです。今回も、その点バッチリです。


アンティバラス・ファンやムラトゥ・アスタケ好き、
エチオピーク・ファン、ファインダーズ・キーパーズや
サウンドウェイなどをレーベル買いしている辺境音楽
リスナーは鬼マスト!


ストーンズ・スロウやジャズマン周辺を追いかける
ディープなレコード・ディガーの皆さまも、これは絶対に
食指が動くはず。


さらには、ダブラブ界隈のアメリカ西海岸シーンが
好きな皆さま、スピリチュアル、クラブジャズ、ブラス・バンド、
オーガニック・グルーヴ、渋さ知らズ、ジャム/野外フェス系、
タイガーマスク、阪神ファン、ネコ(科)好きまで、様々なジャンルの
リスナーのココロをワシ掴みにすること間違いナシです。


話題の辺境音楽本『GLOCAL BEATS』のお供にも。


ガオーーーーっ!ってカンジのジャケもいいヴァイブス出てます!



※2013年11月11日追記

新作出ます!

詳細は → http://calentitomusic.blogspot.jp/2013/11/rtmcd1076.html