2012-08-31

RENEGADES OF JAZZ: Hip To The Jive




ACID JAZZやRECORD KICKSからのリリースでおなじみの
ジャズファンク裏番SMOOVEが発掘したスウィンギン・ジャズ・
ブレイクス超新星レネゲイズ・オヴ・ジャズが遂にアルバムを
ドロップ!


ニコラ・コンテ直系のヒップで洒脱なジャジー・モードと
ゴージャスなビッグバンド感覚、ファンキィなダンサブル・
グルーヴが奇跡のハッピー・ウェディング!


骨太でガンガン踊れるのにサラリとオシャレなこの新感覚は、
ジャズファンク・ファンもエレクトロ・スウィング好きも根こそぎ
ノックアウト間違いナシ!


RENEGADES OF JAZZ: Hip To The Jive
(WASS / 339 / ritmo calentito | RTMCD-1028)

10月10日入荷予定


TRACKLISTING
1. Hooked On Swing 05:00
2. Karabine 04:22
3. Get A Wiggle On 05:47
4. Blow Your Horn 04:30
5. Voodoo Juju 04:30
6. Cascade 04:16
7. Black Milk 05:07
8. Jitterbug 04:30
9. Apple Sauce 04:10
10. Hip To The Jive 03:27
11. Solitaire 05:47
12. You Better Run 04:19


RENEGADES OF JAZZ Hooked On Swing by calentitomusic


■SMOOVEが思わず一目ぼれして自らのレーベル<WASS>からリリースを買って出たという、ドイツ人プロデューサーのデイヴィッド・ハンケによるソロ・ユニット、レネゲイズ・オヴ・ジャズ。


■2010年に流麗なエレピ使いの「Karabine」で颯爽とシングル・デビュー、続く、キラー過ぎる高速マンボ・ブレイクビーツ「Cascade」が「10年代ラロ・シフリン」などと賞賛されクロスオーバー・ヒット、以降、「Blow Your Horn」→「Get A Wiggle On」と、コンスタントにシングル・カットを続け、そのたびに大きな話題を振りまいてきたクラブジャズ界期待の新鋭によるデビュー・アルバム『ヒップ・トゥ・ザ・ジャイヴ』は、タイトルに偽りなし、ヒップでジャイヴでマッシヴ・キャッチー-なスウィンギン・ジャズ・ブレイクスを満載した、ハッピー過ぎるパーティー作品。


■ディジー・ガレスピー風味のアフロキューバンな豪快ホーンと由緒正しいペレス・プラード・マナーのマンボな掛け声、そこにド渋な男声スキャットが交錯する「Cascade」(M⑥)を筆頭に、シングル曲はいずれ劣らぬ高カロリーなダンサブル・チューンのオンパレードですが、ソリッドなギターとパーカッションを配した正統派高速ジャズファンク・チューンの「Black Milk」(M⑦)やアップリフティングなREADYMADE風ビッグバンド・ブレイクス「Hooked on Swing」(M①)などなど、その他の曲も全部強力で、アルバム通してハイクオリティーなダンス・ジャズの髄を堪能できます。


■SMOOVEやFREESTYLE系クラブジャズ~ジャズファンク・ファンはもとより、エレクトロ・スウィングやバルカン好き、アグリー・ダックリングなどのジャジー/パーティー・ヒップホップ・リスナー、クアンティック~ニコデマス~AYB FORCEファンまで幅広くオススメできる全方位仕様の強力盤!


■試聴オススメ曲:⑥⑦①②③④


【Renegades of Jazz】
Ninja Tuneなどのレーベルに影響を受け2003年ごろから音楽活動を開始、Madball ScientistsやMankoora、Mash & Munkeeなどのグループに所属、単独でもMad DocやUnifairfly名義で楽曲を発表してきたドイツ人プロデューサーのデヴィッド・ハンケ(David Hanke)による最新ソロ・プロジェクト。Smooveに送ったデモテープが彼に認められ、彼の後押しで<Wass>(Smooveのレーベル)から2010年にRenegades of Jazzとして最初のシングル曲「Karabine」を発表。以降三枚のシングル、EPをリリース。トラック制作の他に、ニック・プライド&ザ・ピンプトーンズやレイ・ハリス&ザ・フュージョン・エクスペリエンス、バハマ・ソウル・クラブ、ゼロ7、キッド・ロコなどのトラックのリミックスも手掛ける。2012年夏『ヒップ・トゥ・ザ・ジャイヴ』でアルバム・デビュー。
 

2012-08-28

FLORENT MAZZOLENI - GHANA HIGHLIFE MUSIC




1/18追記: 入荷しました!


洋書のご案内です。


アフロ・ラテン』シリーズのコンパイラである
フランスの評論家、フローラン・マッツォレーニの
執筆したガーナ音楽の本が発売になります。


フローラン・マッツォレーニはボルドー在住のジャーナリスト、著述家で、
『ル・モンド』や『Les Inrockuptibles』などといったフランスの主要な媒体
への寄稿のほか、サリフ・ケイタのバイオ本執筆も手掛けるアフリカ音楽の
エキスパートです。


弊社で日本流通を担当させていただいております
SYLLART PRODUCTIONのコンピ・シリーズ『アフロ・ラテン』や、
オランダのKINDRED SPIRITSが最近スタートさせたアフリカ音楽の
再発シリーズの監修なども手掛けています。


商品未着のため、内容については手元に届いた
簡単な紹介文しかないのですが、1950年代後半から
80年代初頭にかけて、ハイライフの誕生から発展までを
綴った書籍とのこと。


ソフトカバーで172ページ、英語とフランス語で記されている
とのことですが、おそらく、フランス語で書かれたものの英訳
も同時掲載、という体裁かと思われます。


テキストだけでなく、レアなレコードのジャケット写真や
アーカイヴ的な当時のアーティスト、ライヴ等の写真も
多数掲載とのことなので、期待したいです。


発売日等、詳細判明次第、随時ご案内させていただきます。

→ 2013年1月下旬に入荷予定です。 1/18入荷しました!
   取扱店舗さんetc詳細はまた追ってアップ致します。
 

2012-08-17

MR. OIZO & TAHITI BOY - WRONG o.s.t.







先走り過ぎる奇才ミスター・オワゾー。


彼はまた、カンタン・ドゥピュー名義で映画監督としても
知る人ぞ知る、というクリエイターです。


そんなドゥピューの最新映画『WRONG』のサントラが、
フランス国内での映画の上映にあわせて、彼の所属
レコード会社であるED BANGERレーベルから、発売となります。
(これまで同様ミスター・オワゾーとして彼自身がスコアを書いてます)


美女に恋する殺人タイヤ、という何ともよくわからない
ストーリーで2010年、カンヌ国際映画祭批評家週間を
独走した『Rubber』に続く待望の新作は、年初に米国
ユタ州で行われたサンダンス映画祭で先行上映され、
またしても「まっとうではない」としてピンスポットで話題
となりそうな気配。


現在のところ日本での上映は未定ですが、
『Rubber』のときのように、ジワジワと話題が拡散して、
ひょんなところでポロっといくことも、あるかもしれません。
(過度な期待はせずに)気長に朗報を待ちたいと思います。


さて音楽のほうはというと、
ジャスティスのギャスパール・オジェとの共作であった『Rubber』、
そしてセバスチャンやセバスチャン・テリエと共に作った『Steak』
という過去二枚と同じく、今回も、コラボ・パートナーあり。


それが、タヒチ・ボーイ(Tahiti Boy)。


ちょっと意外な気もしましたが、
もともとArcade Modeまわりでも早くから話題にのぼってた
バンドですし、繋がるところでは繋がっていたのかな。


オワゾー印のエッジなプロダクションを、
ほんのりと青みがかった柔らかな輪郭で包み込んだ
絶妙なバランスの出音で、これは映画を見ずとも、
お楽しみいただけること間違いなし。


リードとなる「Ronnie」はこんなカンジ。



MR.OIZO & TAHITI BOY "RONNIE" (WRONG O.S.T) by edbangerrecords



この曲は割とオワゾー寄りですが、他のいくつかの楽曲は、
もう少しソフトでセンシティヴ。『Steak』にも近い感触です。


映画の予告編は、こちらでご覧いただけます。


なお本作とは別に、ドゥピュー監督作で、
マリリン・マンソンも出演している『WRONG COPS』という
映画もありますが、上記とは別物です。名前も似ているので
続編かと思いきや、そういうことでもないそうです。


『WRONG』はフランス国内では8月末のリリースですが、
それ以外の世界各国は9月上旬から中旬にかけての発売を
予定しております。正確なスケジュールはおってアップデート
致します。


ご期待下さい!














 

2012-08-16

Neneh Cherry & The Thing – Dream Baby Dream/Cashback




スモールタウン・スーパーサウンドの
リリース・ラッシュが、止まりません。


すでにお伝えしましたリンドストロームの三枚
(『Six Cups of Rebel』のリミックス2タイトルと、新作からの先行曲
に加えて、ネナ・チェリー&ザ・シングの曲も、シングル・カットされる
ようです。


スーサイドのカバーとなる「Dream Baby Dream」のフォー・テットによる
リミックスと、ネナのオリジナル楽曲の「Cashback」のリンドストローム&
プリンス・トーマによるリミックスです。


フォー・テットによるリミックスを こちら で試聴いただけます。


9月上旬の入荷予定です。
 

2012-08-15

Mungolian Jetset: Mungodelics





昨年の『Schlungs』に続き、
奇才MUNGOLIAN JETSETが早くも新作を完成!

今回も全部、はらわた捩(よじ)れるほどに、カッコいい!
スペースドアウト&サイケデリック、全てを超越した神々しい
ダンス・ビートのオンパレード!!!


MUNGOLIAN JETSET: Mungodelics
Smalltown Supersound / calentito


Tracklisting:
1. Mungolian Jetset presents Jaga Jazzist vs. Knights Of Jumungus : Toccata
2. Mungolian Jetset vs. Unni Wilhelmsen : Revolving Door
3. Mungolian Jetset : Smells Like Gasoline
4. Mungolian Jetset vs. Athana : Mung`s Picazzo
5. Mungolian Jetset : Mush In The Bush
6. Mungolian Jetset : People On Strong Stuff
7. Mungolian Jetset presents The Sjukt : Ghost In The Machine
8. Mungolian Jetset presents Knights Of Jumungus : The Dark Incal


01 Mungolian Jetset presents Jaga Jazzist vs. Knights Of Jumungus - Toccata by smalltownsupersound




●緻密なテクスチャーと目も眩むほどのサイケデリア、独特のウネリを持ったファットなディスコのビート。他人のリミックスをしても、誰かのメロやサウンドを拝借しても、全てをミックスして、彼らのアタマと腕を通してアウトプットすると、そこには強烈なMUNGの焼き印が…。

●まさに「奇才」としか呼びようのないノルウェーが生んだエクレクティック・ダンス・ミュージックの急先鋒、MUNGOLIAN JETSETによる新作『Mungodelics』が完成しました。

●前作『Schlungs』からわずか1年強という、短いスパンを経て届けられたこのアルバムはしかし、彼らの「地力」をまざまざと見せつけるような、濃密で、ハイクオリティーで、またも傑作と呼ぶに相応しい、大きな驚きと感動をもたらしてくれる一枚です。

●ノルウェーの森に深く木霊するようなファンタジックなリフレインと透明感のあるチャイムの音色、そこからめくるめくMUNGワールドへとジワジワと展開していく、JAGA JAZZISTの名曲「Toccata」を拝借したM①でいきなりのスパークというか降臨というか、本作が間違いの無いものであることが、確信できます。

●UNNI WILHELMSENのボーカルをフィーチャーしたM②「Revolving Door」ではTOUGH ALLIANCEやPACIFIC!あたりにも通じそうな、柔らかなエレクトロ・ディスコとバレアリックのボーダー・ラインを心地よさげに往来、軽めのビートを引き継いだ続くM③「Smells Like Gasoline」では、前半ひたすら抑制をきかせながら緩急をつけたドラッギーな展開でスケールの大きな音世界を構築。

●ライヒのような静謐なミニマリズムとクラウト・マナーのアンビエンスの下にささやかなビートを敷いたM④「Mung’s Picazzo」を経て、MUNG流の激渋トライバルを披露するM⑤「Mush In the Bush」、Julian of Chode aka MonztaのボーカルをフィーチャーしたM⑥「People On Strong Stuff」、本盤の、M①と並ぶ大きなハイライトといっても過言でない、Luna Flicksからのシングル・カットも大きな話題を呼んだM⑦「Ghost In the Machine」からラストのM⑧「The Dark Incal」まで、MUNGOLIAN JETSETの「核」となるようなサイケデリアとボトムの感触を一貫して維持しつつも、いわゆる「ニュー・ディスコ」や「バレアリック」とは一線を画した、幅広くディープなアウトプットでリスナーを最後の最後までケムにまく。

●『Schlungs』も十分にクレイジーな作品でしたが、いやはや、彼らのイマジネーション、アタマの中に渦巻くアイディアは、まだまだ底無しなようで。今回も消化するのに時間がかかりそうな、噛み応え抜群の大傑作であります!



【MUNGOLIAN JETSETプロフィール】

DJ StrangefruitとKnut Sævikのふたりからなるユニット。2006年にJAZZLANDから『Beauty Came To Us In Stone』でアルバム・デビュー、その後リンドストロームらと共にSMALLTOWN SUPERSOUNDへと拠点を移し、2009年に自身のリミックス仕事etcをまとめた二枚組のコンピ『We Gave It All Away...And Now We Are Taking It Back』を発表。2011年秋、SMALLTOWN SUPERSOUNDより、セカンド『Schlungs』をリリース。


 

2012-08-10

リンドストロームの新作、新曲




2月に新作『シックス・カップス・オヴ・レベル』を発表した
ばかりのリンドストロームですが、早くも新しいアルバムの
リリース予定が。で、これはそのリードとなるシングル曲とのこと。


曲名は「RA-AKO-ST」で、トッド・テリエがミックスを担当しています。


プリンストーマスと一緒に作った「Further Into The Future」あたりに
かなり近い感触。まっとうなフロア・トラックで、『シックス・カップス~』
とはまた別路線の予感。


下記リンク先にて試聴、ダウンロードいただけますので、
お試しいただければと思います。


http://stereogum.com/1120542/lindstr%C3%B8m-ra-ako-st/mp3s/


リンドストロームとテリエは昨夜、オスロの夏フェス<Oya>の
ステージで共演しました。どのようなパフォーマンスだったのでしょうか。
是非日本でも、この組み合わせでのライヴを、見てみたいですね。

 



2012-08-08

Live As One 2012 Games




この春マイク・ワイナンズをヒットさせたDoc Roc Entertainmentが
送る、ヴァラエティ豊かな2012年ソウル・ミュージックの良心的コンピ。

御大ベティ・ライト、驚きのカーティス・ヘアーストン、ニーヨらと並ぶ
R&B新世代の至宝リー・カーを筆頭に、アルティメット・ファミリービズ、
ライス・オブ・パールズやTLクロスなど、いずれ劣らぬ素晴らしい
クオリティの楽曲群からなる、ロンドン五輪へのオマージュ的編集盤
になります。

キャッチーなフックを持ったR&Bやストレートな正統派ソウル・ミュージック、
清涼感のある夏向きのアコースティック・サウンド、カリビアン・テイストや
レイドバックしたレゲエ・ミュージックまで、様々なタイプの楽曲を楽しむこと
がでる、ブラック・ミュージック・ファン全般に向けてレコメンドしたい一枚。


V.A.: Live As One 2012 Games
RS004 / Doc Roc Entertainment

iTunes | Amazon | HMV | Tower

Tracklist:

1 Intro 0:52
2 We Live As One (All Across the World) 3:50 Lee Carr
3 Now 4:06 TL Cross
4 Faith In Me 4:50 Butch Stewart
5 And We Triumph 3:44 Betty Wright
6 Live As One 4:12 The Ultimate Family Biz
7 Riverstone 4:52 Rootz Underground 
8 Celebrate Nation 3:18 The Pryce of Pearlz
9 Champion 3:08 DeJuan McCrimmon
10 United U United Me 2:52 Heston
11 We All Are One 5:10 Curtis Hairston



いかにもフェスティバルのオープニングに相応しい、リー・カーが見事に歌い上げる、高揚感溢れる「Live As One」や、ベティ・ライトの力強い歌いクチが印象的なアンセム「And We Triumph」は必聴。プライス・オブ・パールズによるソカ・フレイバー溢れるアップテンポなパーティー・チューン「Celebrate Nation」、レイドバックしたルーツロック「Riverstone」からBB&Qバンドのボーカルとしてもイブシ銀な歌声を聞かせてくれたベテラン・シンガーのカーティス・ヘアーストンによるラスト「We All Are One」まで、ヴァラエティ豊かなセレクションで、アルバムを通してソウル・ミュージックの多様なスタイルを楽しむことができます。

「Triumph」や「Champion」など、いずれの楽曲もオリンピック・イヤーならではのテーマ性を感じさせるリリックで、まさにいまこの瞬間のフェスティバル・ムードを急加速させることは違いありませんが、新旧問わず真のソウル・タレントたちによる珠玉のトラックを集めたクオリティ・コンピで、末永く楽しめること間違いナシ!

是非チェックお願いします!

2012-08-06

ネナ・チェリー&ザ・シングのライヴ映像





ネナ・チェリー&ザ・シングのライヴ映像がyoutubeにアップ
されておりました。

ネナ・チェリー若いですね。というか、いかに若い頃から活動
していたか、という…。

日本でライヴ見たいものです。

2012-08-01

SOMMET “Sommet”




アイク・ヤードの新作を筆頭にハードコアなリリースを
続ける仏<Desire>から面白いニューカマーが出てきました。


元々は、PATCHWORKSでおなじみの
レーベル=Q-TAPEから<CRUSHO>名義でも
リリースをしていたダンス・ミュージックのプロデューサー
Sebastien Rosatと、KOUDLAMのミックスなどを手掛けて
いたエンジニアのClement Bonnetの二人によるSommetです。


フランス語では「ソメ」と読むそうです。


コズミックやイタロ風味のユル・ディスコとインディー・シンセウェイヴ、
クラウトロック、ミニマリズム、ジョン・カーペンターなどの要素を下敷きに、
甘美で退廃的な、セバスチャン・テリエあたりにも通じる雰囲気のある
サウンド・サウンドスケープを作りだす不思議なユニットです。


フランスでは下記youtubeの曲がルノーのCMに抜擢され
お茶の間でも大量オンエアー、徐々に注目を集め始めて
いるそうです。


いきなりガツンとは来ないかもしれませんが、これは
聴き込むほどにクセになりそう。







SOMMET "Sommet"
Desire / calentito
CLTCD-2015



TRACKLISTING

1. Base Camp
2. Khumbu Icefall
3. Western Cwn
4. Lhotse Face
5. South Cole
6. Hillary Step
7. Summit


















▼ 仏ルノーのCMが現地で大量オンエアー、勢いそのままにナイス・タイミングでアルバム・デビューを果たしたパリ在住のエレクトロニカ・デュオ=ソメ(SOMMET)。

▼ 元々は、PATCHWORKSでおなじみのレーベル=Q-TAPEからCRUSHO名義でもリリースをしていたエレクトロニック・ダンス・ミュージックのプロデューサーSebastien Rosatと、KOUDLAMのミックスなどを手掛けていたエンジニアClement Bonnetの二人によるユニットです。

▼ ONEOHTRIX POINT NEVERやGAVIN RUSSOM(DFA)、または同郷のPRINCIPLES OF GEOMETRYなどにも通じるような出音ですが、甘美的で退廃的なメロディとアトモスフェリックな音像は、セバスチャン・テリエとの親和性も感じられます。さらには、「トロピカル〜シティ度を漂泊したDAM FUNK!」なんて声も。

▼ 仏ルノーのタイアップ曲となるM①「Base Camp」を筆頭に、いずれの楽曲も一貫して古き良き時代のウォームなシンセ・サウンドの確固たる芯を持ちながら、コズミック~ニューディスコ系から、ITALIANS DO IT BETTERや100% SILK、FUTURE CLASSICあたりの、クラブ音楽とインディ/ダンスやサイケを股に掛けたような雑食系まで、幅広い層にアピールできそうなフレキシブルなサウンドスケープが魅力。これはクセになります。

▼ 「サミット(頂上)」を意味するフランス語の<Sommet>と名付けられたこのグループが目指すのは、「ノイのリズム、クラスターのループ、タンジェリン・ドリームのアンビエンス、モリコーネやジョン・カーペンター風のサントラ・ムード、クラフトワークやラ・デュッセルドルフ的なロボット・ビートの融合、相互作用そして現代的な再解釈」 とのこと。

▼ ミックスはYELLOW PRODUCTIONSからのリリースで知られるディスコ・ハウサー、BLACKJOYことJérôme Caronが担当。


どうぞご注目ください。