プログレッシヴなサウンドが喧々諤々大きな話題
を呼んだ『
シックス・カップス・オヴ・レベル』の余韻も
冷めやらぬうちに、リンドストロームが早くも新作を完成。
今回は何と全曲トッド・テリエがミックスを担当、
リンドストローム・ミーツ・テリエ、あまりにも開けっぴろげで
ストレートな、完全フロア仕様の強力なディスコ・アルバムです。
踊り足りないダンス・フリークスたちへの最良の処方箋を携え、
リンドストローム旋風が再び列島を駆け抜ける!
リンドストローム/スマルハンス
LINDSTROM: Smalhans
Smalltown Supersound / calentito (CLTCD-2017)
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収録楽曲
1. Raakost
2. Lammelaar
3. Eggedosis
4. Vossakorv
5. Faarikaal
6. Vafler
7. Vos-sako-rv Fred Falke Remix
8. Ra-ako-st Todd Terje Edit
9. Eg-ged-osis Todd Terje Edit
▼ エレクトロやインディー・シーンとも共振しながら世界的な広がりを見せる「ディスコ」音楽の、イジャット・ボーイズらUK勢と並ぶ、ひとつの大きなオリジナル震源地として今や世界的にも熱視線を浴びているノルウェーのコズミック・シーン。
▼ プリンス・トーマスやマンゴリアン・ジェットセット、トッド・テリエら、精鋭たちと共に、少数ながらも極めて濃密なシーンの一角をなしつつ、プロダクション・レンジの幅広さや話題性(ロキシー・ミュージックのリミックスやトッド・ラングレンとのコラボなど)において、間違いなく、そのトップに君臨するのが、このリンドストロームです。
▼ 『イッツ・ア・フィーデリティー・アフェアー』から前作『シックス・カップス・オヴ・レベル』に至るまで、これまでも、「ディスコ」の核を維持しながら、アルバムごとに様々な異なるスタイルを提示、単なるダンス・ミュージック・プロデューサーの域を越えた奥深いサウンドで、多くの音楽ファンを魅了してきました。
▼ そんなリンドストロームが、わずか1年にも満たない、極めて短いスパンで新作『スマルハンス』を完成させました。今回は、何とトッド・テリエが全曲でミックスを担当。『シックス・カップス~』の録音が終わってまたすぐにスタジオ入りして作り上げた、というこの新作は、前作とは真逆に振れた、全くストレートなダンス・アルバム。
▼ 既にシングル・カットされ、世界中のダンス・フリークスたちを乱舞させている「Rà-àkõ-st」(M①)や、春のメタモルフォーゼでもイチ早く披露されその破壊力も確認済みの「Vossakorv」(M④)を筆頭に、いずれも、芯の太い、豊饒なテクスチャーに彩られた、稀に見る極彩色のコズミック・ディスコ・サウンドが目白押し。かつてのヒット曲「I Feel Space」や「Breakfast In Heaven」のように、ストレートにフロアに向き合いながらも、出音は格段にブラッシュアップ、しかも、そこにトッド・テリエの魔法の手が加えられ、全ての楽曲が、非の打ちどころのないパーフェクトなクラブ・トラックとなっています。
▼ アルバム・タイトルの『Smalhans』とは、ノルウェー語で「欠けていること、不足していること」などの意味があり、各楽曲のタイトルも、「あまりスパイスを多用しない」というノルウェーの料理にちなんで、名づけられているそうです。「Rà-àkõ-st」は生野菜、「Vossakorv」は羊肉のソーセージなのだとか。アルバムも「手を加えない、生のままのビートを意識した」とのことで、古くからのファンにとっては、まさに待望の、そして新しいファンには、彼の原点を改めて確認することのできる、いずれにしても素晴らしい作品となっております。
【リンドストロームとは】
1973年生まれ、オスロ在住のノルウェー人プロデューサー、マルチ・インストゥルメンタリスト、ハンス・ピーター・リンドストロームによるプロジェクト。2002年に自身のレーベルであるFEEDELITYを設立、時にはソロで、時にはパートナーのプリンス・トーマスとの連名で、12インチ・シングルやEPをリリース。2005年に発表したシングル「I Feel Space」のモンスター・ヒット(ヴァイナルのシングルとしては異例の17,000枚というセールスを記録)と、それに続く、シングル・コレクション『It’s A Feedelity Affair』(2006年)の成功により、インターナショナルなダンス・ミュージック・シーンのフロントラインへと躍進。2008年には初めてのフル・レングス作品となる『Where You Go I Go Too』をリリース、アルバム・アーティストとして、クラブ・ミュージックのカテゴリーを越え広範囲で高い評価を獲得する。2009年には女性ボーカリストのクリスタベルとの共同作品『Real Life Is No Cool』を発表、ポップ・ボーカルをフィーチャーした現在進行形ディスコ・ミュージックの桃源郷を、鮮やかに描き上げた。2012年2月、単独名義での二作品目、通算四枚目となる『Six Cups Of Rebel』を発表、5月に「メタモルフォーゼ・スプリング」で待望の再来日を果たす。
【好評発売中】
2012年春リリースの直近作。