2013-01-07
【リリース情報】 Tisheh o Risheh: Funk, psychedelia and pop from the Iranian pre-revolution generation
西アジアのエキゾ地下最深部をディグり続ける注目の新興再発レーベル「ファラウェイ」から、1970年代末、イスラム革命前イランに花開いたエキゾ・ムードとフロア・モードの絶妙なバランスの上に成立した奇跡のヴィンテージ・ダンス・ミュージックの数々を発掘してパッケージ化したコンピ・シリーズ「革命前イランのファンク&ポップ・サイケデリア」の第三弾が発売となります。
艶めかしくサイケデリックな音の紫煙にクラクラ、今回も、トリップ必至の取扱注意盤です。
『ティーシェ・オ・リーシェ - 革命前イランのファンク&ポップ・サイケデリア 第三集』
V/A: Tisheh o Risheh: Funk, psychedelia and pop from the Iranian pre-revolution generation
Pharaway Sounds (RTMCD-1042)
1) SHAHRAM: Asheghi ham hadi dare
2) BETI : Nazr
3) SOLI: Nasim-e yaar
4) NOOSHAFARIN: Pichak
5) AMIR RASSAIE: Tisheh o risheh
6) NELI: Ki bood
7) HABIB MOHEBIAN: Maadar
8) SHOHREH SOLATI: Dele khoshbavar
9) MORTEZA: Sabr kon
10) SATTAR: Sar sepordeh
11) SHAHRAM: Leila
12) NELI: Yek rooze taazeh
13) FEREIDOON FARROKHZAD & MAHNAZ: Baroone bahari
14) RAMESH: Delakam
15) BETI: Khooneh khaleh
16) AFSHIN SHAD: Dige base
17) SATTAR: Asal
18) GITA: Eshghe to
▼ 『Tisheh o Risheh』は、大きな反響を呼んだ『センドゥニ』、『ハーネ・ハーネ』に続く、イスラム革命以前、1970年代の欧米ポップ・ミュージックからの影響を消化したファンキーでグルーヴィーなイラン音楽にスポットライトを当てたコンピレーションの第三弾。
▼ 前二作同様に、ペルシャン音楽特有の旋律や楽器、奏法が生みだすエキゾチックな響きと、インド音楽からの影響、そして欧米のファンクやサイケデリックなビート・ミュージックがユニークにミックスされた、レアグルーヴやレコード・ディガー的な視点、或いは『GLOCAL BEATS』以降のコンテンポラリーなワールド耳で聞いても全くもってフレッシュなニュー・ディスカバリーを満載。
▼ ウネるような変拍子のリズムと高揚感を煽るストリングス、ミドルテンポながら息をもつかせぬ展開でヘヴィーなファンクネスを生みだすシャハラム「Asheghi ham hadi dare」からドープなオルガンが怪しく燻るベティ「Nazr」、刑事ドラマのようなホーンのスパイスもスリリングなソリ「Nasim-e yaar」と、今回も冒頭からトバシまくり!
▼ 人気のヌーシャファリンやフェレイドゥーン・ファッロフザードなどを押さえつつ、『ハーネ・ハーネ』の冒頭で印象的なインスト・チューンとしてマージナル・フリークスたちを乱舞させたネリー「Ki bood」の歌入り別バージョン(M⑥)、謎のピュンピュン・マシーン風エフェクトが炸裂した「Khooneh khaleh」(M⑮)、プログレよりもプログレッシヴなアナログ・シンセが唸りを上げる「Eshghe to」(M⑱)などなど、いずれの楽曲も、欧米ポップ・ミュージックとペルシアン・グルーヴの奇跡的なハイブリッドでリスナーを未知の世界へと誘います。
【PHARAWAY SOUNDSについて】
1996年に立ち上げられた、スペインはカタルーニャ地方を拠点にリリースを続ける再発専門レーベルのGUERSSEN。これまでに、世界中のサイケ、プログレッシヴ・ロック、ガレージ、フォークなどの復刻を手掛け200タイトル以上を世に送り出してきた同レーベルが2012年、傘下に満を持して立ち上げた中東、西アジアに焦点を絞った新しい再発レーベル、それがファラウェイ(PHARAWAY)。2012年はイスラム革命前イランのポップ音楽をレアグルーヴ的な視点からコンパイルした『センドゥニ』、『ハーネ・ハーネ』、さらにはアフガニスタンで「ポップの王様」と謳われたアフマド・ザヒールのアンソロジーを発売。ファインダーズ・キーパーズやジャズマン、ナウ・アゲイン、サウンドウェイなどに通じるレコード・ディガー的なムードを共有しつつも、先人たちが辿り着けなかった西アジア地域をピンスポットで掘り起こし、注目を集めている。
↓ もあわせてチェックお願いします!
第一弾『センドゥニ』
http://calentitomusic.blogspot.jp/2012/09/rtmcd1032.html
第二弾『ハーネ・ハーネ』
http://calentitomusic.blogspot.jp/2012/09/rtmcd1033.html