2011-06-18
ティーンエイジ・バッド・ガール一問一答
ヴィタリック主宰<シチズン>の看板アーティストで、
デビュー作『Cocotte』が「ダフト・パンク・ミーツ・
エイフェックス&ストゥージズ」などと評され世界的に
高い評価を獲得したティーンエイジ・バッド・ガール。
その待望のセカンド・アルバム『バックウォッシュ』の
発売までいよいよ秒読み段階となりました。
今回のアルバムについて、いくつかのウェブや雑誌でも
インタビューいただきましたが、待ちきれないファンの皆様
のために、取り急ぎ以下に一問一答形式で、彼らのコトバを
紹介していきたいと思います。
発売まであと数日、いましばらくお待ちください!
Q:前作から4年ですが、いつから新作の制作を?
ギヨーム:2008年。
Q:3年もかかったんですね…
ギヨーム:逆に前作が短すぎたんだよ。途中ナイキ(注)とかもあったし。
Q:最初に作った曲は?
ギヨーム:「Fight Night」だね。
Q:アルバムのテーマやコンセプトは?
グレッグ:海とか波とか…ふたりともビーチボーイズ好きで。
Q:それで『バックウォッシュ』(「引き波」という意味)と…
グレッグ:そうだね。
Q:タイトル曲っぽくないですが…
グレッグ:前作がストレート過ぎたんだよ。
Q:映画のサントラっぽいですよね。
グレッグ:まさに。リュック・ベンソンの『グランブルー』にインスパイアされた。
Q:「Black Hole」ではザ・フェイントのトッド・フィンクが参加してます。
ギヨーム:ストレートでストロングなロックをやりたくてね。
Q:前作にはないようなテイストの曲ですが。
ギヨーム:とても満足している。
Q:女性ラッパーのRye Ryeの参加はどのような経緯で。
ギヨーム:DJブラックスターの曲で彼女がラップしてて一目ぼれ。
Q:ではイラJは?
ギヨーム:スラム・ヴィレッジが僕らのヒーロー、ってコトで。
Q:全体的に前作よりだいぶ振れ幅が広い印象です。
グレッグ:インスピレーションの赴くままコントロールせずに作った結果。
Q:この変化は、制作面での何らかの変化によるもの?
ギヨーム:ノー。
グレッグ:あ、僕はヴィンテージのシンセが増えたけど…あんま関係ないか。
ギヨーム:相変わらず離れ離れで、PCでやり取りしながらだったし。
Q:今後の目標は。
グレッグ:まだ特に…。とりあえずアルバムのツアーで世界中をまわる。
ギヨーム:軸がブレないように、地に足を付けてやっていきたいね。
Q:ところでふだんはどういう音楽を聞いてるの?
ふたり:プリンス、シック、ケミカル・ブラザーズ、プロディジー、カシアス、
T・レックス、ヴァン・ヘイレン、ELO、10cc、ニルヴァーナ、レイジ・アゲンスト・
ザ・マシーン、クラフトワーク、ドップラーエフェクト…
ギヨーム:あと普通にビートルズとか。もちろんダフトパンクも!
(注)TBGは2008年、ジャスティス「D.A.N.C.E.」やカニエ・ウェスト「The Good Life」で一躍時代の寵児となった気鋭の映像クリエイター、ジョナス&フランソワの指名を受け、ナイキのウエア「Windrunner」のCM音楽を制作した。ジョナス&フランソワのリクエストにより、ホワイト・ストライプス「Seven Nation Army」のビジュアル・イメージをモチーフに作られたということで、「とてもロックな曲」に仕上げられた。Windrunnerは1982年に誕生したが、TBGのふたりも1982年生まれ、という偶然の符合も。