名門<サブ・ローサ>に残されたチャールズ・ヘイワードとのコラボ、ビョークやNujabesによるサンプリングでカルト的な人気を誇るイタリアン・アンビエントの伝説ジジ・マシンが同郷の新鋭テンペルホーフとのコラボで復活!
後のデトロイト・テクノにも通じるメロディックなセンスがクラブ系リスナーによって「発掘」され再評価が進み、ここ数年は80年代に残された過去作が電子音楽マニアのみならずジャンルを越え多くのレコード・ディガーのあいだで静かに話題沸騰、オブスキュアながらもピンポイントで注目を集めてきた鬼才による驚きの新作!
そのタイトルどおり、満天の星空を優しく包み込むような静謐なアンビエンスとひとしずくのメランコリーに彩られた快心のチルアウト作品!
テンペルホーフ&ジジ・マシン/ホシ
TEMPELHOF & GIGI MASIN: Hoshi
Hell Yeah Recordings / calentito (CLTCD-2042)
AMAZON | DISKUNION
Tracklist:
1 Jolla
2 The Dwarf
3 My Velvet Book
4 Red Venus
5 Interstellar Bop
6 Buena Onda
7 Silver Wave
8 Joe Jordan
9 Bow Down
10 She Left Home
11 Session One (CDボーナストラック)
◆ 電子音響名門<サブ・ローサ>レーベルに残されたチャールズ・ヘイワード(ディス・ヒート~ゴング)とのコラボ作『Les Nouvelles Musiques De Chambre』(1989年)で知られるイタリアのアンビエント音楽家、ジジ・マシン。
◆ 『Les Nouvelles~』収録のピアノ・アンビエントのキラー「Clouds」は、ビョークやNujabesによるサンプリングや、ジャーマン・エレクトロニカの雄トゥ・ロココ・ロットのカバーでおなじみ。
◆ 2014年初頭にはオランダの名門<RUSHHOUR>が配給をつとめる新興再発レーベル<Music From Memory>から過去音源の編集盤がアナログ発売されるなど、ここ数年はクラブ系リスナーのあいだでも再評価が進み、80年代のレコードが、電子音楽ファンのみならず、ジャンルを越え多くのレコード・ディガーのあいだで話題に。
◆ 絶好のタイミングで届けられた久々の新作は、同郷のプロデューサー・チーム<テンペルホーフ>とのコラボ・アルバムで、「Clouds」にも通じるアコースティックなピアノの調べやメランコリックでシューゲイズなギターのフィードバック、ノスタルジックなヴォイス・サンプリングやヴァンゲリス的なシネマティック・センスを散りばめた、そのタイトルどおり、満天の星空を優しく包み込むようなムードを湛えた静謐なアンビエント作品に。
◆ ノンビートだけでなく、ジャズや室内楽的なセンスがうかがえるリズムやアンサンブル、エレクトロニクスとアコースティックの絶妙なバランス感覚で、アンビエントの枠を越えたすそ野の広いクオリティ・サウンドを展開。
◆ メロディックなシンセ/エレクトロニカ・サウンドを軸としながらも、ところどころでデトロイト・テクノやハウス・ミュージックにも通じるウワモノのループやエモーショナルなリフレイン、グルーヴが差し込まれた、バレアリックやイビサ的なダンスフロアとの親和性も感じさせるスタイルがフレッシュ。
◆ イーノ的なアンビエントやクラウトロックのファン、マーク・マグワイアやワンオートリックス・ポイント・ネバー、ティム・ヘッカーなどのポスト・エレクトロニカ新世代、トッド・テリエ周辺のハウスやバレアリック好きなど、時代もジャンルも飛び越えて様々なリスナーにアピールできそうな、あまりないタイプのクロスオーバー・ムードを満載した良作。