13thフロア・エレベーターズから脈々と連なるテキサスのへヴィなサイケデリック・シーン、その辺境にヒッソリと花開いた孤高のパワー・トリオ=スタッドが75年に残したメガレア皿が奇跡の世界初CD化。
結成当時まだ弱冠17歳だったというギターのティム・ウィリアムスによる、ブルータルでありながらもブルージーかつトリッピーな轟音ギター・サウンドを前面に押し出した、ハードでプログレッシヴな骨太ロックを満載した好盤ながら、ワンショットでわずか200枚を製造したのみでやがてバンドも自然消滅、テキサスの広大な音の砂漠に埋もれ行方知れずとなっていた希少盤です。
近年アシッド・ミュージックの古典的名著『Acid Archives』のライター筋で発掘され再評価が進みオークションを賑わせていた幻の一枚。
ハードロック、ブギーとサイケデリックな長尺ジャムを織り交ぜながら荒々しくも陶酔感のある独自の音世界を構築しており、プログレやヴィンテージ・ロック愛好家だけでなく現行サイケのリスナーにも是非、聴いていただきたい高品質でユニークなアルバムです。
ロゴスやチルドレン・オヴ・ザ・マッシュルームの再発を手掛けたスペインの「OUT-SIDER」レーベルによるリマスター再発。全5曲46分。メンバー自身による詳細な英文ライナーノーツの対訳を封入。
STUD: Stud
Out-Sider Records / ritmo calentito (RTMCD-1177)
1. A Woman Like You
2. Captain Boogie
3. Stud
4. Jim/Blues
5. The War Song