昨年唯一のアルバムが再発され話題となったサイケと農夫の異端兼業アーティスト、オリバー。アーシー、ブルージー、フォーキィかつエレクトリックで実験的な色も濃く、その際立つ個性がジャック・ホワイトやカート・ヴァイルからビーフハートにジミヘンまで、新旧のさまざまな偉人たちにたとえられた英国音楽界の隠れた至宝。その驚きの未発表アルバムが登場。
オリバー/ストーン・アンターンド
OLIVER: Stone Unturned
Guerssen (RTMCD-1581)
1. Clock Tick
2. Over There
3. Kitty
4. Tantalize
5. Two Guitars
6. That's It Then
7. Little Woman
8. In A Hurry
9. Noise In The Night
10. What's Next
11. Born Seven Years Old
12. Down To The Woods
13. Mesmerising Sound
◆ オリバーはヒッピー文化の聖地として知られた英ウェールズの片田舎で農業を営みながら音楽活動をしていた変わり種アーティスト。JJ・ケイルに気に入られセッションをオファーされるなどもしていたようですがアルバム一枚を自主制作しただけでフェードアウト。
◆ BBCのエンジニアとしてシド・バレットとも仕事をしていたという兄クリスの助力を得て1974年に作られたその唯一のアルバム『Standing Stone』が昨年復刻されると、「ジミヘンとフリップ&イーノを掛け合わせたかのよう」「早すぎたジャック・ホワイトかカート・ヴァイルか」「ホークウィンドとジェファーソン・エアプレーンとジェスロー・タルをまぜあわせたかのよう」などなど話題に。
◆ 本作『Stone Unturned』は、再発の過程でその存在が明らかとなったまさかの未発表音源。アルバムと同じ1974年に録音されていたもの。
◆ サイケデリックでブルージーで、ほぼほぼオリバーのギター独演会ですがガツンとパンチあり。ラフでルーズなプレイが味わい深く、得も言われぬ奇怪な魔力を大放出。
【試聴・ご購入】 https://li.sten.to/rtmcd1581