エクストラ・ミュロス ― スイッツァランド
Extra Muros - Switzerland
Flee / Extra Muros (RTMCD-1588)
01 Cosmic Neman & Prins Emanuel / La Plainte du pouce
02 Jaakko Eino Kalevi & Nabihah Iqbal / NAB
03 Jaakko Eino Kalevi & Maria Spivak / Messy
04 Maria Spivak & Prins Emanuel / Kiriaki
05 Prins Emanuel & Cosmic Neman / Le chant de Teodosia
06 Maria Spivak & Cosmic Neman / Ne Oxi
07 Jaakko Eino Kalevi & Maria Spivak / Sadcrying
08 Jaakko Eino Kalevi & Prins Emanuel / No One Knows
09 Maria Spivak & Prins Emanuel / Allazo
10 Jaakko Eino Kalevi & Cosmic Neman / Adieu Spatial
11 Nabihah Iqbal & Prins Emanuel / Eels in the Auditorium
12 Nabihah Iqbal & Maria Spivak / Ritual
◆ フリー/エクストラミュロスはアーティストの異文化地域での長期滞在&創作活動をサポートする、いわゆる「アーティスト・イン・レジデンス」のキュレーター、ならびにその創作物をリリースする音楽レーベル。2017年にスタートしケニアやイタリアなど各地でユニークなコラボを企画、その成果を作品化してきました。そのスイスでおこなわれた最新プロジェクトのコンピレーション・リリース。
◆ ミュージック・フォー・ドリームスからも作品を出すマルチ奏者のプリンス・エマニュエル、ニンジャ・チューンへとフックアップされ本格ブレイクも秒読みのロンドン新鋭ナビハ・イクバル、フィンランドが誇るレイドバック・サイケの至宝ヤーコ・エイノ・カレヴィ、ゾンビー・ゾンビーのメンバーとしても知られるフレンチ・エレクトロニックのコズミック・ネマン、ジェイ・グラス・ダブス作品への客演から浮上したドリームポップのキプロス代表マリア・スピヴァクという、さまざまなバックグラウンドを持つ5人のアーティストがエクストラミュロスの声掛けで集結。
◆ アーティストたちは、オコラやスミソニアンと並ぶ世界民俗音楽の宝庫として知られるジュネーヴの民族学博物館の協力のもと、博物館が所有する世界各地の伝統楽器やヴィンテージの電子機材、フィールド録音音源へとアクセスし、そこからインスピレーションを得ながら、あるいは実際に機材を使いながら、タッグを組み協同で曲作りを行いました。
◆ そうして出来上がった12曲をアルバム化したものが本作『Extra Muros - Switzerland』。異国情緒あふれるメロや音色もあれば80年代風のシンセやダンス・ビートもあり、アンビエントもダブもあり、エレクトロニクスとアコースティックのバランスも絶妙、実験的でありながらもリスニングフレンドリーで、どの曲も時間や場所を超越した無類の輝きを放っております。