良質なヨーロピアン・ジャズの宝庫オランダから、ハンス・ダルファー・バンドのピアニスト/キーボーディスト、キノ・ハイツマがアルバム・デビュー。
アムステルダム・ジャズ・コネクションのヨローン・ヴァーダクやハンス・ヴァン・オーステルホウトら、同国屈指のトップ・プレイヤーたちによる鉄板のサポートを受け、メインストリームとダンスフロアを軽やかにクロスオーバー、メロウネス溢れるクオリティ・サウンドを展開した渾身の作品で、クラブジャズやジャズファンク、フュージョンなどのカテゴリーを越え全方位ブレイク必至の話題作。
キノ・ハイツマ/マイ・タッチ
KINO HAITSMA: My Touch
Eigen Beheer (KH-001)
直輸入盤・オープンプライス
TRACKLIST
1. Brussels Boogie
2. Over Easy
3. Dear George
4. Patterns
5. Show, Don’t Tell
6. Clear Mud
7. Lekker
8. Mindprint
9. My touch
◆ 「ダルファー」ことハンス・ダルファーのバンドでも鍵盤を担当し、多くの著名オランダ人アーティストのサポートをつとめながら、DEFECTEDからのリリースでも知られるHARDSOULのDJ ROOGともコラボするなど、ジャズのカテゴリーにとらわれることなく多面的な活動を展開するキノ・ハイツマは、90年代にさかのぼれば、アシッドジャズ・コレクティヴ&レーベル<P & Bee Productions>のメンバーに名を連ね、当時RADやST&P(Soul, Truth & Power)のリリースで知られたドイツの<Soulciety>などと共に、Acid JazzやTalkin’ Loudに対するヨーロッパ大陸からの回答ともいうべき良質なジャズ・グルーヴを発信していた、同国のジャズ/クロスオーバー・シーンの立役者としてリスペクトされてきたベテラン・アーティストです。
◆ 『My Touch』は、そんなキノによる、自身名義での初めてのフル・アルバム作品です。メロウなエレピと軽快なパーカッションが冴え渡る「Over Easy」(M②)、デイヴ・グルーシン「Mountain Dance」あたりを思わせる溌剌としたピアノのリフレインが控え目ながらも心地よい多幸感を呼ぶ「Patterns」(M④)、初期ニコラ・コンテ/スケーマ直系ともいうべきグルーヴィーなダンスフロア・チューンの「Lekker」(M⑦)などなど、豊かな経験に裏打ちされた多彩なアウトプットで、アルバム通して様々なスタイルを楽しむことができます。
◆ アルバムを支えるサイド・メンバーたちも実力派揃いです。アムステルダム・ジャズ・コネクションの一員としてベンジャミン・ハーマンと共に来日経験もあるヨローン・ヴァーダク(b)、トゥーツ・シールマンスやコー・バッカーのバンド・メンバーでもあるハンス・ヴァン・オーステルホウト(dr)、キャンディー・ダルファーともステージを共にするミシェル・ヴァン・シー(b)やハンス・エイクナー(g)など。
◆ ニュー・クール・コレクティヴやハイ・フライ・オーケストラのようなグルーヴィーで小粋なジャズファンク・サウンドを求める骨太リスナーから、ジャザノヴァ、ダルファー・ファン、フュージョン・リスナー、ジョージ・デューク好きまで幅広くレコメンド、極めて良質なクロスオーバー作品です。
Musicians:
Jeroen Vierdag
Hans van Oosterhout
Michel van Schie
Hans Eijkenaar
Joke Hamminga
Peter Heijnen
Egon Verhoeven