2012年7月に待望の再来日が決定!
孤高のシンガー・ソングライターにしてギタリスト、
マーク・コズレック(レッド・ハウス・ペインターズ)による、
サン・キル・ムーン名義の最新アルバム。
来日にあわせ、待望の国内盤発売となります。
サン・キル・ムーン/アマング・ザ・リーヴズ
CLTCD-2014 | 2,415yen (tax incl.) | 2012.07.11. in stores
2CD・紙ジャケット仕様
Tracklist
1. I Know It’s Pathetic But That Was The Greatest Night Of My Life
2. Sunshine In Chicago
3. The Moderately Talented Yet Attractive Young Woman vs. The Exceptionally Talented Yet Not So Attractive Middle Aged Man
4. That Bird Has A Broken Wing
5. Elaine
6. The Winery
7. Young Love
8. Song For Richard Collopy
9. Among The Leaves
10. Red Poisonååå
11. Track Number 8
12. Not Much Rhymes With Everything’s Awesome At All Times
13. King Fish
14. Lonely Mountain
15. UK Blues
16. UK Blues 2
17. Black Kite
Disc 2:
1. Among The Leaves (alt version)
2. The Moderately Talented Young Woman (alt version)
3. That Bird Has A Broken Wing (live)
4. UK Blues (live)
5. Black Kite (live)
ナイロン・ストリング・ギターの弾き語りという極めてシンプルなスタイルの中に、曲作りと録音、そしてツアーに明け暮れる自らの日常を、現在と過去の記憶を交錯させ、時に身も蓋もない自虐的とも言えるユーモアを交えながら、淡々と、しかし鋭い観察眼で切り取っていく。生きていることの痛みや居心地の悪さが、一種の枯淡の境地から来る独特の軽みによって中和されていくようでもあり、コズレックのソングライターとしてのユニークな存在感を改めて印象づけるばかりでなく、新たな一面も見せてくれる傑作である。ボーナスディスク付きの日本盤限定紙ジャケ仕様!
アルバムのタイトルは、アイルランドの作家ジョン・コノリーによる小説の一節から引用されている。この新作の核となる部分には、マークが拠点とするサンフランシスコ、あるいは北カリフォルニアへの愛情が見て取れる。「僕のファースト・アルバム(『Down Colorful Hill』)は1992年のリリースだった」とコズレックは言う。「だけど、クリエイティヴな面では、まだ始めたばかりという感覚なんだ。この新作では、あれこれ考えずに衝動的に曲を書いて録音したんだけど、そういう自信は過去にはなかったものだった。」ローリング・ストーン誌から「これまで録音されてきた中でも、最もスローで最も憂鬱な自己表出」と評されたレッド・ハウス・ペインターズの名曲「Rollercoaster」や、ビルボード誌が「胸が張り裂けるような」と呼んだサン・キル・ムーンのアルバム『Ghosts of the Great Highway』とは違い、『アマング・ザ・リーヴズ』は、マークのソングライティングのより生々しくもユーモラスな側面を表している。レッド・ハウス・ペインターズとサン・キル・ムーンの5枚のアルバム全ての録音エンジニアを務めているアーロン・プレルウィッツは、この新作を「素晴らしく率直」だと表現する。コズレックは「The Winery」で、ジョー・フレージャー、ボビー・フィッシャー、エド・ゲインという3人の伝説的な人物を興味深いやり方で結びつける。「Song for Richard Collopy」は、今は亡きサンフランシスコのギター・リペアマンに捧げる曲であり、昨年シカゴのライブ会場でステージに上がる直前に書かれた「Sunshine in Chicago」は、ツアー生活に滑稽で自虐的な突っ込みを入れている。『アマング・ザ・リーヴズ』は、その大部分が、前作『Admiral Fell Promises』と同じナイロンギターの弾き語りソロの録音になっているが、一部で新しい演奏者たちのアンサンブルがマークに加わり、『April』や『Tiny Cities』といったアルバムと同じような雰囲気がありながら、瑞々しく新しいサウンドを提供している。
マーク・コズレック(Mark Kozelek):1967年、米オハイオ州マシロン生まれ。1989年にサンフランシスコでレッド・ハウス・ペインターズ(RHP)を結成。録りためていた90分にも及ぶデモテープが英4ADのオーナー、アイヴォ・ワッツ・ラッセルの耳に留まったことがきっかけで、1992年に同レーベルと契約。デモの一部をミックスし直したものがデビュー・アルバム『Down Colorful Hill』となる。1993年に初の本格的なスタジオ録音から生まれた2枚のセルフタイトルのアルバムを相次いでリリース(それぞれ、ジャケット写真の絵柄から『Rollercoaster』と『The Bridge』という通称がある)。ロウと並んで、スロウコア/サッドコアと呼ばれるサブジャンルの象徴的な存在として、未だに語り継がれる伝説的なバンドとなる。90年代の終わりにRHPが活動を休止した後は、ソロ名義での活動と並行して2002年に新たなプロジェクト、サン・キル・ムーンを始動し、アルバム『Ghosts of the Great Highway』を発表。2005年には、自身のレーベル、Caldo Verde を設立し、他アーティストの作品リリースも手がける。そのキャリアを通じ、ライブ盤やEPも含めて20枚を超えるレコードをリリースしている。また、友人のキャメロン・クロウ監督による映画『あの頃ペニー・レインと』(1999)に印象的な脇役として登場する他、同監督の『ヴァニラ・スカイ』(2001)にもカメオ出演している。
<Mark Kozelek Japan Tour 2012>
レッド・ハウス・ペインターズ時代から20年近くのキャリアを経てようやく実現した2008年の初来日から4年を経て、待望の再来日が決定。前回は東京2公演のみ(いずれもソールドアウト)だったが、今回は名古屋と京都でも公演が決定。さらに、東京の公演会場はキリスト品川教会グローリアチャペル。コズレックは近年、アメリカやヨーロッパでも、教会をはじめ通常のライヴハウスやホール以外の場所を好んで会場に選んでおり、彼のソロ演奏に最も適した、ヴォーカルとギターのナチュラルなリヴァーブ感を得られる環境でライヴを見ることができる、またとない機会となる。
2012年7月11日(水)東京・キリスト品川教会 グローリアチャペル
2012年7月12日(木)名古屋・Tokuzo
2012年7月13日(金)京都・磔磔
詳細は
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