フランスの作曲家ドミニク・ギオのレア・アルバムを、映画『Dark Star』再発や高田みどりらの世界発売で名を上げたスイス「メンタル・グルーヴ」傘下の「WRWTFWW」が初CD化。
エディションズ・メゴによる仏電子音楽虎の穴「GRM」の再発シリーズで「発見」された奇才がパリのマイナー・レーベルから70年代末にひっそりとリリースしていたもの。
プログレ、フォーク、シンセやニューエイジ/アンビエントの狭間を漂う絶品オブスキュア・サウンドを満載。
ドミニク・ギオ/リュニヴェル・デ・ラ・メール
DOMINIQUE GUIOT: L’Univers De La Mer
WRWTFWW Records / Wordandsound (RTMCD-1365)
01. Wind Surf Ballad 2:20
02. La Danse Des Meduses 2:40
03. Une Ballade Pour Une Goelette 1:30
04. Les Deux Poissons 3:00
05. Ballet Amoureux Des Dauphins 2:20
06. Les Pingouins S'Amusent 2:40
07. Destination Inconnue 3:25
08. Iceberg En Voyage 3:30
09. L'Univers De La Mer 3:20
10. Alerte En Mer 2:50
11. Les Emigrants De La Mer 3:35
12. A La Decouverte D'Une Amphore 2:30
◆ ドミニク・ギオはフランスの作曲家/マルチ奏者/サウンド・デザイナー。コズミック/ニューエイジ/オブスキュアなどのシーンで「発見」された10年代のニュー・ディスカバリーだ。かつて70年代にはピエール・シェフェール主宰GRM(フランス音楽研究グループ)のメンバーにも名を連ねていた。80年代以降も主にライブラリー畑で活動。
◆ GRM期の楽曲「L’oiseau de paradis」はエディションズ・メゴ(フェネスやマーク・マグワイヤのリリースでおなじみの音響レーベル)のコンピでも取り上げられていた。本作収録のM⑥「Les Pingouins S'Amusent」はドイツの人気クラブ系レーベル・パーマネント・ヴァケーションの企画盤『Space Oddities Vol. 2』収録で10年代の初頭からコズミック系ディガーたちの間で密かに注目を集めていた。
◆ プログレッシヴ・ロックやフォーク、シンセ、ニューエイジ、アンビエントの狭間をあてどなく漂うオブスキュア・サウンドは、「SFF(シッケ、フェアーズ&フローリッヒ)、マイク・オールドフィールドとクロード・ペロダンを掛け合わせたかのような」などと例えられている。
◆ ドミニクは、深海やそこに棲む未知の海洋生物にインスパイアされ本作『L’Univers De La Mer』を制作。メロトロン、ミニムーグ、クラヴィネット、オルガンやギターなど、一部ゲストによるものをのぞきほとんどすべての楽器を自ら演奏、レーコーディングした。
◆ ジャック・ワースの印象的なジャケット画も作品のミステリアスなムードに花を添えている。ジャックはラリー・コリエル、ピエール・アンリやクラウス・シュルツェら、多くのミュージシャンに愛でられたSFアーティスト。
◆ オリジナルは1978年、パリのマイナー・レーベル「シカゴ2000」から。40年の時を経て、スイス「メンタル・グルーヴ」傘下の「WRWTFWW」レーベルが初復刻。
https://www.facebook.com/WRWTFWW/
https://wrwtfww.com/album/lunivers-de-la-mer
★ 『Mikiki』でピックいただきました
☞ http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/21059
★ タワレコ『Intoxicate』(イントキシケイト)誌で
☞ https://www.facebook.com/calentitomusic/posts/2059485147454133
★ バンドキャンプ1月の「ベスト・リイシュー」に
☞ https://daily.bandcamp.com/2019/02/08/the-best-reissues-on-bandcamp-december-january-2019/
★ タワレコさん「注目アイテム」です
☞ https://tower.jp/article/feature_item/2019/01/08/0107
★ 『Vinyl Factory』の「注目の再発10選」に
☞ https://thevinylfactory.com/features/best-new-reissues-2019/