イタリアの新進ジャズファンク・コレクティヴ「オーラ・サファリ」のジミ・テナーとのコラボ・アルバムが完成。ジミ・テナーのサックスやフルートとオーラ・サファリが紡ぎ出す柔らかなジャジー&メロウ・グルーヴが見事に融合、いつまでも身を委ねていたくなるような心地よさが詰まった良作に仕上げられております。
オーラ・サファリ&ジミ・テナー/センサリー・ブレンディング
Aura Safari & Jimi Tenor: Sensory Blending
Hell Yeah Recordings (CLTCD-2097)
1 Bodily Synesthesia
2 Lunar Wind
3 Bewitched by the Sea
4 My Bluebell
5 Last Waltz in Perugia
6 Gimlet
7 It's Too Easy to Love You
8 Your Magic Touch
9 Indigo
◆ オーラ・サファリは、キーボード奏者のロレンツォ・フランチオーリ(Lorenzo Francioli)、ベーシストのルッジェーロ・ボヌッチ(Ruggero Bonucci)とドラマーのニコラ・ピタッシオ(Nicola Pitassio)という3人のミュージシャンに、ニコラスやイースト・オヴ・エデン名義でハウス・ミュージックのレコードもリリースしているニコラス・イアマッテオほか、4人のプロデューサー・チームを加えた、計7人からなるイタリアのペルージャを拠点に活動しているグループです。
◆ UKの新世代ハウス・レーベル「Church」からリリースされたセルフタイトルのデビュー・アルバム(2019年)、現行バレアリックの中核レーベル「Hell Yeah Recordings」からのセカンド『Isand Dreams』(2023年)の二作がいずれもクラブ・ミュージックやジャズの垣根を越え広く話題となり、グループは近年、クロスオーバー新世代の注目アクトとして確たる地位を築き上げつつあります。
◆ そんな彼らの新作は何とジミ・テナーとのコラボ。ジミ・テナーは1990年代に名門Warp Recordsからのリリースでブレイクしたフィンランドのプロデューサー。2000年代以降は、トニー・アレン、ソウル・インヴェスティゲーターズやCalmほか、各界の名士たちと活動を共にし、テクノやハウスだけでなく、ソウル、アフロビート、ビッグバンド・ジャズから実験的な電子音楽まで、変幻自在なリリースで、世界中の熱心なファンを魅了してきました。
◆ 両者は本作の発売元でもあるHell Yeahレーベルがペルージャでオーガナイズしたイベントで共演しすぐに意気投合。そこで偶発的に生まれたセッションをもとに、この奇跡の一枚を完成させました。
◆ オープニングの「Bodily Synesthesia」からジミ・テナーのトロトロなサックスが炸裂。味わい深いボーカルもジミによるもの。「Lunar Wind」のエディ・チャコンにも通じるアダルトなソウル・センスもたまりません。
◆ 軽快なブラジリアン・マナーの「Bewitched by the Sea」、ダンサブルなトラックの上をカーリン・クロッグを思わせるミステリアスなムードの歌が舞う「My Bluebell」(ボーカルをつとめるのはジミの近作のフィーチャリング・シンガー、トイミ・トゥッティ=Toimi Tytti)からUKジャズとも共振しそうな「Last Waltz in Perugia」やクールなラテン・ジャズの「Gimlet」、ファンキーなシンセのアクセントも絶妙な「It's Too Easy to Love You」を経てスピリチュアルなラスト「Indigo」へと着地。バラエティに富んだ9曲47分。
◆ さまざまなジャンルを旅してきた経験豊富な北欧の重鎮と、ディープ・ハウスとジャズがナチュラルに同居するイタリアの新鋭、二組の世代や国境を越えた「感覚の融合」=『Sensory Blending』。
【試聴・ご購入】 https://li.sten.to/cltcd2097