クラウトロック黎明期にノイやクラフトワークのメンバーともステージを共にしていたデュッセルドルフ・シーンのカルト・バンド「DOM」の唯一作がピッグ・ライダーやオベロンの発掘でおなじみのスペインの再発レーベル「Sommor」からリマスター復刻。
ダム/エッジ・オヴ・タイム
DOM: Edge of Time
SOMMOR (RTMCD-1648)
1. Introitus
2. Silence
3. Edge of Time
4. Dream
5. Flötenmenschen 1 (Bonus Track)
6. Flötenmenschen 2 (Bonus Track)
7. Flötenmenschen 3 (Bonus Track)
8. Flötenmenschen 4 (Bonus Track)
◆ DOMはジャーマン・ロックの聖地デュッセルドルフで70年代初頭のわずかな期間だけ活動していた短命の4人組バンド。メンバーたちは前身グループ時代からノイやクラフトワークのメンバーともステージを共にするなどしていた実力派でしたが全員音楽専業ではなくバンド解散後はデザインや研究などそれぞれ別の道へ。しかしながら唯一残された本作『Edge of Time』(1972年)の確かなクオリティは90年代から熱心なプログレ愛好家たちのあいだで話題となっておりました。
◆ アコースティック、パーカッション、オルガン、フルート、ノイズやコラージュ、オリエンタルなメロディ、息をのむような音の間など、さまざまな要素を巧みに組み合わせながら、ピンク・フロイドやアシュ・ラ、アモンデュールIIなどにも通じるような、アシッド・トリップ要素満載の独自世界を構築。
◆ アルバムの世界観を継ぎつつも祭りや電子へと枝分かれしていくユニークな4曲のボーナス・トラックも聞き応えあり。
◆ ピッグ・ライダーやオベロンのリリースを手掛けているスペインの発掘レーベル「Sommor」からのリマスター再発。ブックレットにはサイケ~プログレのオンライン・メディア『It’s Psychedelic Baby』を主宰するジャーナリストのクレメン・ブレズニカーによるライナーノーツを掲載(日本語対訳付き)。