2014-01-09

SELDA: Selda (1979)




1970年代を通じてトルコの民衆のあいだで絶大な支持を
集めた歌姫セルダ。


そのフォーク・ロック的なたたずまいから
「トルコのジョーン・バエズ」ともたとえられた彼女が79年に
バーラマ(トルコの伝統的な弦楽器)に焦点を当てて発表した
『Selda (1979)』がリマスタ再発。



SELDA: Selda (1979)
Pharaway Sounds / ritmo calentito (RTMCD-1085)
















1. Galdı Galdı
2. Almanya Acı Vatan 
3. Yiğit Muhtaç Olmuş Kuru Soğana 
4. Sorsunlar Beni 
5. Ona Dön 
6. Hele Yar 
7. Ayağında Kundura 
8. Ah Ne Olur Bizim Köyde 
9. Hızır Paşa
10. Cenderme
11. İzin İze Benzemiyor
12. Kıymayın Efendiler


◆ 時は80年の軍事クーデター直前、音楽的にはトラッド/ルーツ回帰を志向しながら、当時国内外でトルコという国が抱えていた様々な問題を取り上げ歌を通じて困難に直面していた人々を鼓舞、プロテスト・シンガーとしての彼女の真骨頂が刻み込まれたアルバム。


◆ サズやバーラマのオリエンタルな響きを大々的にフィーチャーしつつ、トルコの伝統をフォーク/ポップ音楽のフォーマットを通じてコンテンポラリーなスタイルへと昇華させた傑作で、初期のロック寄りの作品とは異なるフレッシュなサウンドを満載。


◆ ソリッドな打楽器とプログレッシヴなエレキ・サズによるグルーヴも心地よいM⑤やファンキーなドラムとズルナ(オーボエ状のペルシャの木管楽器)が独特の高揚感を醸し出すM⑥あたりのダンサブルな曲もオススメ。


◆ ワールド音楽ファン全般&インド音楽好きにもオススメ、すべてのルーツ・ミュージック愛好家のみなさまに!


◆ リマスター済み。『エレキング』ワールド音楽特集号でも紹介されたアンジェラ・ソーヤー女史による解説の対訳を封入。




※ セカンド・アルバム『Vurulduk Ey Halkim Unutma Bizi』も
同時発売!