2015-11-01

ANDRE BRATTEN: Gode




アンドレ・ブラッテン/ゴード

ANDRE BRATTEN: Gode
Smalltown Supersound / calentito (CLTCD-2053)


1 Intro
2 Cave
3 Quiet Earth
4 Philistine
5 Bivouac
6 Cascade of Events (feat. Susanne Sundfør)
7 Ins.
8 Gode
9 Space Between Left & Right
10 Iconography
11 Primordial Pit
12 Zero
13 Math Ilium Ion
14 Dcm (ボーナストラック)


ロイクソップ直系のメランコリック・サウンドを武器に急浮上したノルウェーの新鋭アンドレ・ブラッテンが、キム・ヨーソイやリンドストロームでおなじみの北欧エレクトロニカ老舗「スモールタウン・スーパーサウンド」からアルバムをリリース。シガー・ロスを思わせる極北ムードとブライアン・イーノのアンビエンス、クラウトロック的なシンセ・マナー、美メロ&電子音を巧みに掛け合わせて、トッド・テリエ以降のバレアリック・シーンとも歩調を合わせつつ、インディ/クラブの垣根を越えた北欧エレクトロニック・ポップのネクストレヴェルを提示。


◆ アンドレ・ブラッテン は、インディ/クラブ・シーンの垣根を越えたノルウェー・シーンの次世代タレントとして急速にプロップスを拡大させているオスロのマルチ・インストゥルメンタリスト、ソングライター。


◆ もともとプリンス・トーマスのバックアップを受けて彼のレーベル「フル・パップ」からデビュー、トッド・テリエ以降のバレアリック・シーンにおける新鋭として頭角を現したアーティストだったが、そのプロダクション、作曲やアレンジのセンスはデビュー当時からフロアをはるかに逸脱、ロイクソップやDFAのホーリー・ゴーストからもイチ早くリミックスのオファを受けるなどクロスオーバーな支持を集めていた。


◆ フル・パップからの『Be A Man You Ant』に続く2枚目のこのフル・アルバムは、シガー・ロスを思わせる極北ムードやブライアン・イーノの柔らかなアンビエンス、初期オピエイトにも通じる内省的なエレクトロニカ・フィーリング、クラウトロック的なシンセ・マナーとドローン、美メロ&電子音を掛け合わせたDIYエレクトロニック・ポップの新たなる傑作で、創造力豊かな彼の底知れぬ才能が余すところなく反映されている。


◆ アンドレはエレクトロニクスやフィールドレコーディングを交えつつ、ピアノ、シンセサイザー、ドラム、ギター、ベースなどほぼ全ての楽器を自身で演奏、2012年末からフル・パップ作と並行しながら制作に取り組み、2年半の歳月をかけて本作を完成させた。


◆ M⑥ではジャガ・ジャジストのラースによるプロデュース作やロイクソップ作品への客演でも話題を呼んだ同郷の歌姫スザンヌ・サンドフォーがゲスト参加。


◆ モーターサイコ諸作への参加やアルディッティ弦楽四重奏団とのコラボでも知られる、アウトロックとエレクトロニカ、現代音楽、クラシックを股にかけ活動するリューネ・グラモフォンの奇才オーレ・ヘンリク・モーエがストリングスの演奏とアレンジを担当、立体的でスケール感のあるサウンドスケープを作り出している。


◆ 『Be A Man You Ant』とは大きく表情を変えたリスニング・モードの作品で、北欧ポップやエレクトロニカ好き全般にオススメ。


◆ 日本盤のみボーナストラック1曲追加収録。


◆ アートワークはキム・ヨーソイが担当。