フュージョンの神様ドナルド・バードのお弟子さんたちによるバンド「ブラックバーズ」が30年ぶりに新作を録音。もとはバード師匠が鬼籍に入られるほんの少し前、2012年にリリースされていたものなのですが、当時は流通もあまりよろしくなく、専門店でサクっと出回ったあとはしばらくのあいだ入手困難な状態が続いておりました。
が、ここへきてようやく本格流通と相成った模様です。これは朗報!
このアルバム、バード師匠は参加されていないのですが、キース・キルゴーをはじめブラックバーズのオリジナル・メンバーを中心とした編成で制作されており、管もドラムも全て生でとてもゴージャス。メンバーの皆さんもそこそこいいお年なのではないかと思うのですが、演奏の熱量がハンパないです。
とりあえずは70年代半ばのドナルド・バード諸作を思わせるタイトル曲の「Gotta Fly」が泣けます…。そしてそのほかの曲もポップでファンキーでとても聴き応えあります。ファンク、フュージョン、ブギーやゴスペルなど、ブラック・ミュージックの縮図のようなアルバムです。
是非チェックいただけたらと。