福井良の再発で注目を浴びたWe Release Jazzレーベルがスイスのローカル・シーンの至宝ボワイヤ・テラース・カンテトの70年代レア盤2作を同時リイシュー。
こちらはクラーク・ボラン・ビッグ・バンドにも名を連ねた名士ベニー・ベイリーをフィーチャリング。フレディ・ハバード「Gibraltar」やケニー・ドーハム「Blue Bossa」ほかカバーのチョイスもキラー。
とにかく極上の内容ながらこれがまさかの初復刻。ヨーロピアン・ジャズが最も輝いていた時代の名演をとくとご堪能あれ!
ボワイヤ・テラース・カンテト/マイ・グレイテスト・ラヴ
BOILLAT THÉRACE QUINTET: My Greatest Love
We Release Jazz (RTMCD-1449)
01. Prompt
02. Gibraltar
03. Blue Bossa
04. Le Colin
05. My Greatest Love
06. Gemini
◆ ボワイヤ・テラース・カンテトは、モントルー・ジャズ・フェスでおなじみスイスのローカル・シーンで活躍していたピアニストのジャン=フランソワ・ボワイヤとフルート/サックス奏者のレイモン・テラースのふたりを中心としたグループ。
◆ クラーク・ボラン・ビッグ・バンドやレス・マッキャン『Swiss Movement』にも名を連ねた名士ベニー・ベイリーをフィーチャリングしたその1975年作『My Greatest Love』の初再発企画。2000年代初頭にベストはありましたがアルバムとしての復刻は今回が初めてになります。自主盤のためオリジナルは今も高嶺の花。
◆ まずはベニー・ベイリー楽曲「Prompt」(M①)でいきなりノックアウト必至かと。フレディ・ハバード「Gibraltar」(M②)、ケニー・ドーハム「Blue Bossa」(M③)にジミー・ヒース「Gemini」(M⑥)と、カバーのチョイスもキラーです。
◆ 福井良やプラシーボ、Stuff Combeの再発を手掛けてきたWe Release Jazzレーベルからのリリース。
◆ 74年作『Boillat Thérace Quintet』も同時再発。