レディオヘッドやオアシスをも魅了しダンスやロックの垣根を越え幅広い支持を集めたスコットランドの伝説的バンド、ザ・ベータ・バンドの初期作が20周年記念でリマスター再発。
ビースティーズとベック、アニコレがチルアウト・ラウンジで秘密のジャム・セッションでもしたかのような摩訶不思議なサイケデリック・ダウンテンポ・サウンドが長期熟成の末に驚きのカムバック。
時代を越えたエバーグリーンなユル・グルーヴをとくとご堪能あれ!
ザ・ベータ・バンド/ザ・スリーEP(20周年記念リマスター・エディション)
THE BETA BAND The Three EPs (20th Anniversary Remaster)
Because Music (RTMCD-1353)
1. Dry The Rain
2. I Know
3. B + A
4. Dogs Got A Bone
5. Inner Meet Me
6. The House Song
7. Monolith
8. She’s The One
9. Push It Out
10. It’s Over
11. Dr. Baker
12. Needles In My Eyes
◆ 「スコットランドからのベックへの回答」とも謳われ90年代後半から00年代初頭にかけ熱狂的な支持を集めたベータ・バンド。
◆ その記念すべき初CD『The Three EPs』(1998年発売)が20周年記念でリマスター再発。そのタイトル通り、3枚のEPをまとめたフル・レングス作品です。当時の彼らはEP時点でグラストンベリーにも出演を果たすなど人気があまりにも急激にヒートアップ。その熱に押されスタジオ・アルバムを待たず変則的な本作でアルバム・デビューを果たしました。
◆ フォーク、カントリー、ダブ、サイケ、映画音楽やヒップホップをミックスした雑食性の高いサウンドは本当にユニーク。レディオヘッドのトム・ヨーク、オアシスのノエル・ギャラガー、ザ・ヴァーヴのニック・マッケイブほか、ミュージシャン筋でも人気が高く、ダンスやロックの垣根を越えたクロスオーバー・アクトとしてブレイクが期待されていました。
◆ 「ネクスト・レディオヘッド」との呼び声も高かったベータ・バンドはしかし、本格ブレイクを見ることなく2004年に解散。シンガーのスティーヴ・メイソンはその後ソロに転じ、デニス・ボーヴェルとコラボしたり、マシーン・ドラムことジミー・エドガーと共にブラック・アフェアーとしても活動したり、現在に至るまで幅広く活躍。そのほかのメンバーはジ・エイリアンズを結成。
◆ デビューから20年、彼らの夢を引き継いだのはフランスのビコーズ・ミュージックであった。ビコーズは、メトロノミーやジャンゴ・ジャンゴといったUKのバンドをフランス経由で世界ブレイクへと導いた唯一無二の目利きレーベル。本作は米ピッチフォークで「ベスト・ニュー・リイシュー」を獲得。ファーストの『The Beta Band』も同時発売。その他のアルバムもこのあと順次リイシュー予定。詳しくは ☞ こちら
★ 『ピッチフォーク』の「ベスト・リイシュー」に
☞ https://pitchfork.com/reviews/albums/the-beta-band-the-three-ep