90年代スコットランドが生んだ最後のミラクル=ザ・ベータ・バンド。そのファースト・スタジオ・アルバムが20年の時を経てお蔵入り未発表曲をジョイントした「デラックス・エディション」として初復刻!
ザ・ベータ・バンド/ザ・ベータ・バンド(デラックス・エディション)
THE BETA BAND The Beta Band (Deluxe Edition)
Because Music (RTMCD-1354)
CD1
1. The Beta Band Rap
2. It's Not Too Beautiful
3. Simple Boy
4. Round The Bend
5. Dance O'er The Border
6. Brokenupadingdong
7. Number 15
8. Smiling
9. The Hard One
10. The Cow's Wrong
CD2
1. Happiness and Colour
2. The Hut
◆ ザ・ベータ・バンドは90年代の後半にデビューしたスコットランドのバンド。アルバム発売前からグラストンベリー・フェスティバルにも出演を果たすなどして「ネクスト・レディオヘッド」と目されていた大型新人だった。
◆ フォーク、カントリー、ダブ、サイケ、映画音楽やヒップホップをミックスした雑食サウンドが「ベックに対するUK新世代からの回答」などとも言われダンスやロックの垣根を越え幅広く人気を博していた。トム・ヨーク、ノエル・ギャラガーやザ・ヴァーヴのニック・マッケイブなど同業筋でもファン多し。
◆ 『The Beta Band』はそのファースト・スタジオ・アルバム。当初は20分を越える長尺のアンビエント2曲を含む2枚組での発売が予定されていた。しかしながら1999年のオリジナル発売時、それらは直前でカットされ1枚組でのリリースとなってしまった。今回の再発にあたって、お蔵入りとなっていたそれら2曲をディスク2に配した「デラックス版」としての初リリースが実現。
◆ ベックやビースティーズ、アニマル・コレクティヴが混ざり合ったようなグルーヴィーでサイケな独特のサウンドは今なお最高にフレッシュ!とりわけシネマティックな立体感を持った本作はアンクルのファンにもオススメかと。
◆ メトロノミーやジャンゴ・ジャンゴ、ジャスティスなどのリリースで知られるフランスの目利きレーベル「ビコーズ・ミュージック」からのリリース。3枚の初期EPをアルバム化した『The Three EPs』も本作と同時再発。そのほかの2枚のスタジオ作もこのあと順次再発予定。くわしくは ☞ こちら