ジョン・スペンサーやモッキーとも交流のある、ブルース&ソウルが骨の髄までしみ込んだドイツの新進シンガー/ソングライター、イェスパー・ムンクによるカバー・アルバム。
プラターズ、エタ・ジェイムズ、ハンク・ウィリアムズにトム・ウェイツ、JJ・ケイル…古き良き時代の名曲の数々をスモーキーでメロウなレイドバック・グルーヴと共に。
この揺らぎは中毒性が高い!
イェスパー・ムンク/テープト・ハート・サウンズ
JESPER MUNK: Taped Heart Sounds
Billbrook Records (RTMCD-1523)
1. Baby
2. Smoke Gets In Your Eyes
3. All the World is Green
4. I'm So Lonesome I Could Cry
5. I'd Rather Go Blind
6. Amsterdam
7. Head In The Clouds
8. My Babe
9. Naked
10. Hang Me
11. When Did You Leave Heaven
12. End of the Line
◆ イェスパー・ムンクはドイツはミュンヘン出身の(ブルーアイド・)シンガー/ソングライター/マルチ奏者。ストリート・ミュージシャンとして活動していたところをスカウトされ2013年にレコード・デビュー、これまでに、ジョン・スペンサーやモッキーがプロデュース参加した『Claim』ほか、3枚のアルバムをドイツ国内でリリース。その独特のヴィンテージ・マナーはジャック・ホワイトやダン・オーバックにもたとえられるなど、ローカル・シーンで確固たる支持を確立しています。
◆ そんなイェスパーの、全曲キラーなカバーで構成された2022年最新アルバム(通算第四作)。オープニングの「Baby」はアリエル・ピンクがデイム・ファンクと共にカバーしリバイバルしたドニー&ジョー・エマーソンのカルト・クラシックス。続くM②「煙が目にしみる」はプラターズでおなじみのオールディーズ定番。ヘヴンリーなコーラス・ワークにただただ悶絶デス。
◆ トム・ウェイツ(M③)、ハンク・ウィリアムズ(M④)、エタ・ジェイムズ(M⑤)、ジャック・ブレル(M⑥)、リトル・ウォルター(M⑧)、ビッグ・ビル・ブルーンジー(M⑪)にJJ・ケイル(M⑫)などなど、時代を越えたエバーグリーンな名曲の数々を、見事にイェスパー独自のソウルへと昇華しております。
◆ 「Head In The Clouds」はモッキーのすでに名盤化している15年作『Key Change』から。「Hang Me」は古いフォーク・ソングですがグリズリー・ベアのダニエルも近年ソロでカバー。
◆ どの曲もまったりとスロウでレイドバックしていて、柔らかくぬくもりがあり、しかしながらどこまでもディープでソウルフル。目を閉じればふと南部のクロスロードにトリップ、あやうく魂まで持っていかれそうになりますよ。
◆ 良質なエレクトロニック音楽の宝庫として知られるドイツのディストリビューター、Wordandsoundが今回の企画のために設立した新レーベル「Billbrook Records」からのリリース。
【試聴・ご購入】 https://li.sten.to/rtmcd1523