のちにジプシー・キングス諸作にも名を連ねるキーボード奏者/シンガー/ソングライターのドミニク・ドロワンがキャリア最初期に残した幻のファースト・アルバムが初再発。
軽やかでレトロで浮世離れした、ドノヴァンやニック・ドレイクを思わせるようなフォーキィ・サウンドを満載。
ドミニク・ドロワン/ウェイヴ・オン
DOMINIQUE DROIN: Wave On
Sommor (RTMCD-1553)
1 Your Tears
2 My Only Love
3 Farewell
4 The Capricorn And The Libra
5 Wave On
6 Little Mary
7 Caterpillar
8 Three Aces of Heart
9 Tonight Will Be Fine
10 Hommage To Renbourn
11 Wanna Lay You Down
12 The Capricorn and The Libra (2021 version)
◆ ドミニク・ドロワンはフランスのキーボード奏者/シンガー/ソングライター。70年代はソロやバンド活動をしていたが80年代以降は主にスタジオ・ミュージシャンとして多くのメジャー・アーティストの録音に参加。80年代後半からはジプシー・キングスのレコーディングやライヴのメンバーにも名を連ねていた。
◆ そんなドミニクが1972年にパリの前衛レーベル「ル・キオスク・ドルフェ」に残していた幻のファースト・アルバム『Wave On』が再発に。
◆ ギターのメロディは小川のせせらぎのごとく清らかに流れ、物悲し気なフルートの音色がアシッドなムードを醸し出し、シンプルなアンサンブルの上で朴訥とした歌が舞う。後半ロックに豹変する長尺の表題曲M⑤、『NTS』のフレンチ・フォーク特集でもピックアップされたM②⑦、ジョン・レンボーン(ペンタングル)へのオマージュと思われるM⑩ほか、ドノヴァンやバート・ヤンシュ、ニック・ドレイクらを思わせるハイクオリティな英国マナーのフォーキィ・サウンドを満載。
◆ オベロンやクロード・ロンバール、ピッグ・ライダーなどの復刻を手掛けてきたスペインの発掘レーベル「Sommor」からのリリース。英文解説日本語対訳付き。
【試聴・ご購入】 https://li.sten.to/rtmcd1553