1980年代中期、ポストパンク以降オルタナ/グランジ前夜のニューヨーク・アンダーグラウンドで、ソニック・ユースやスワンズらと共に活動したバンド、ライヴ・スカルの復刻企画。彼らの原点ともいうべき自主リリースのデビューEPに、激レアなボーナス・トラックを8曲追加したスペシャル盤。
ライヴ・スカル/ライヴ・スカル(+8)
LIVE SKULL: Live Skull (+8)
Desire Records
01 Mr Evil
02 I Was Wrong
03 Live Walk
04 Boil
05 Tourist Trap
06 Age Of Oil & Wax
Bonus tracks:
07 J. Bastard
08 Drain
09 Age Of Oil & Wax (Underground)
10 Live Walk (Limbo Lounge)
11 Make Believe You’re Insane
12 I Was Wrong (Speed Trials)
13 Tourist Tnjrap (Danceteria)
14 The Corpse Also Rises
◆ ギタリストのマークCとトム・ペインを中心に結成、ソニック・ユースやスワンズ、リディア・ランチ、アート・リンゼイ、グレン・ブランカなどなど、ジャンルを越え様々なスタイルのアーティストたちと親交を持ったニューヨーク・アンダーグラウンドのグループ、ライヴ・スカル。当時のメンバーは、マークC(ギター/ボーカル)とトム・ペイン(ギター/ボーカル)、マーニー・グリーンホールズ(ベース)、ジェイムズ・ロー(ドラム)という編成。
◆ バンド後期にはセイリア・ツェディクもメンバーに名を連ね、マークとマーニーはその後ジム・スクラヴノス(グラインダーマン/ニック・ケイヴ&バッド・シーズ)とのユニット<フューズ>としても活動、ドラムのジェイムズはチャベス(Chavez)のメンバーとしてマタドールからアルバムをリリース、などなど、このグループを出発点として、メンバー各人も、パンク以降オルタナ/グランジ前夜の混沌としたUSインディーの黎明期に多方面で活躍、地元ニューヨークを中心に、ソニック・ユースやスワンズとも並びカルト的な名声を博したシーンの重要グループです。
◆ 『ライヴ・スカル(+8)』は、彼らのキャリアのスタート地点ともなった自主リリースのセルフ・タイトルのEP作品(M①~⑥、1984年発売)に、当時コンピレーションのみで聞くことのできたアルバム未収録曲や未発表8曲を追加収録したもの。
◆ ブックレットには、ソニック・ユース、スワンズから、当時まだヒップホップ移行前だったというビースティー・ボーイズに至るまで、80年代前半から半ばにかけてのニューヨークの地下音楽シーンを当事者目線で綴った貴重な証言の数々や、各曲解説、バンドの歴史などなどを、メンバー自身の手で書き下ろしたテキストを収録(日本盤にはその対訳を封入)。
◆ EPのオリジナル発売から40年、ぜひいま一度。