2013-06-14

Cola & Jimmu: Enigmatic




カブカブとのアフロ・ジョイントでもおなじみのフィンランドの奇才
ジミ・テナーとその奥方ニコル・ウィリスによる驚きの新タッグ始動!


今回はソウルでもアフロビートでもなく、なんとハウス!


シー・シー・ペニストンやクリスタル・ウォーターズを思わせる黎明期の
ド直球ボーカル・ハウスを現代のフロアに蘇らせジミ流のヒネりをき
かせて2013年仕様へと仕立て上げた、何とも玄人泣かせな好企画!


ニコル・ウィリスの歌声がハマり過ぎっ!!
















Cola & Jimmu: Enigmatic
(コラ&ジム/エニグマティック)

Herakles Records | ritmo calentito (RTMCD-1061)

1.  369°Grind
2.  Enigmatic
3.  Transcend Our Love
4.  Tombstone
5.  So Refined
6.  I Made Up My Mind
7.  Satyricon
8.  Wild Honey
9.  Brooklyn Girl
10. Classified


◆ 90年代には名門ワープからもアルバムをリリース、テクノ、モンド・ミュージックからフューチャージャズまで、幅広く様々なリスナーから支持を集めたフィンランドの奇才ジミ・テナー。


◆ 2000年代に入ってからは、ストラット・レーベルの異種格闘シリーズ<Inspiration Information>でトニー・アレンとコラボしたり、ドイツのアフロ・バンド<カブカブ>との連名で精力的にアルバム・リリースを行ったり、一層ディープな路線で、コアな音楽ファンから高い評価を獲得しています。


◆ 一方のニコル・ウィリスは、公私ともにジミ・テナーのパートナーとして知られるシンガー。フィンランドが世界に誇るソウル・バンド<ソウル・インヴェスティゲーターズ>との活動で、世界中のソウル愛好家たちの心を射止めています。かつてはリパーカッションズやロウ・スタイラスなど、インコグニート~ブランニュー・ヘヴィーズと並ぶアシッドジャズの人気バンドでもフィーチャリング・ボーカルとして活躍しました。


◆ ニコルがジミの作品にゲスト参加したり、ソウル・インヴェスティゲーターズの楽曲アレンジをジミが担当したりと、もともと、それぞれの作品を裏方としても互いに支え合う関係であったふたりですが、今回は、さらに一歩進んで、「ニコル・ウィリス&ジミ・テナー」として、全面的にコラボレーション。


◆ さてどんなサウンドに仕上がったのかと思いきや… これは意外!マーシャル・ジェファーソンやベースメント・ボーイズ、デイヴィッド・モラレスらを思い起こさせるような、80年代半ばから90年代初頭にかけてのハウス・ミュージック黎明期の雰囲気を忠実に再現。


◆ オールドスクールなアナログ感覚あふれるハウス・ミュージックのソリッドなビートを下敷きに、いずれの楽曲も、ニコル・ウィリスのソウルフルなボーカルを引き立たせながら、新しいのか懐かしいのか、なんとも不可思議なサウンドが連発。ジミの小粋な仕掛けとヒネりのスパイスが炸裂、クラシック・ハウスへの単なるオマージュを越えた、ユニークな「フューチャー・ヴィンテージ」テイストが散りばめられた、ジミ・テナーならではの力作。


【ジミ・テナー】 


1965年生まれのフィンランド人音楽プロデューサー、コンポーザー。80年代半ばからジミ・テナー&ヒズ・シャーマンズとして活動、90年代に入りソロ転向後はリリースの拠点をワープに確保し、アルバム『インタービジョン』などのヒットで世界的な名声を確立。2000年代に入ってからは、ゴンザレス初期作のリリースなどで知られる独名門キティ・ヨーからソロ作を二枚録音。00年代半ば以降は、ベルリンのアフロ・バンド<カブカブ>とのコラボを中心に活動。09年には英ストラット・レーベルの名物異種格闘シリーズ<Inspiration Information>でトニー・アレンと共同作品を発表。直近作はジミ・テナー&カブカブ名義での『ミステリー・オヴ・エーテル』(RTMCD-1030、キンドレッド・スピリッツ)。


【ニコル・ウィリス】 


ヘルシンキを拠点に良質なヴィンテージ・ソウル・ミュージックを世界へと発信し続けるティミオン・レーベル、そのハウス・バンドであるソウル・インヴェスティゲーターズとのコラボレーションで高い評価を獲得している歌姫ニコル・ウィリス。80年代後半のキャリア初期には、ディミトリとレディ・ミス・キアーのふたりで活動していたディーライトのバック・ボーカリストにも名を連ね、あるときは、ブランニュー・ヘヴィーズのメンバーたちとも活動を共にしていた。90年代はそのブランニュー・ヘヴィーズやインコグニートと並ぶアシッドジャズの人気グループだったリパーカッションズのボーカルとして活躍する傍ら、ロウ・スタイラス、レフトフィールドやニュー・スピリットヘルシンキといったユニットにも客演、そのソウルフルな歌声を轟かせてきた。2013年5月にソウル・インヴェスティゲーターズとの新作『トーチャード・ソウル』発売。





















来日公演後、ジミさんが手持ちのレコードを少しだけ
置いていってくれました… もしよろしければ ↓ 



LP



CD