2015-09-03

SUBES: Free To Speak




クラブジャズ大国オランダ期待の新鋭スーベズの新作!


ジャザノヴァ初期を思わせる打ち込みと生音の絶妙なバランス、ノスタルジックなスイング感覚、シーヴェリー・コーポレーション直径のラグジュアリーなラウンジ志向、ゼロ7にも通じる心地よいチルアウト・モードを独自の配合でミックス、ジャズファンクともクラブジャズのメインストリームとも異なる全くユニークなジャズ・グルーヴを全面開花させた飛躍の一枚!

















スーベズ/フリー・トゥ・スピーク

SUBES: Free To Speak
Basic Needs Records / ritmo calentito (RTMCD-1156)


1. Free to speak
2. Not my game to play
3. Free basic needs
4. Life
5. Entre nosotros
6. Early gift
7. Just drive
8. Bit of love
9. Somewhere out there
10. silent flight
11. Dry ice


◆ 2010年にニコラ・コンテを思わせるボッサ・マナーのアルバム『Contra Bossa』でフレッシュなデビューを飾ったオランダのクラブジャズ・ユニット、スーベズ。その2013年作『Thrill From The Pill』以来となる待望の新作(通算第三作)。


◆ 生音とプログラムされたビートやサンプリングの絶妙なバランス、ノスタルジックなスウィング感覚、ラグジュアリーでスタイリッシュなラウンジ志向、イビサでバレアリックなチルアウト・モード、ファンクでヒップホップな黒い揺らぎ、そのすべてを極限までブラッシュアップしてネクストレヴェルに突入!


◆ いきなり意表をつくアナログなシンセ・メロからスタートしつつもサックスやトランペット、オルガンのジャジーな味付けでいつも通りのスーベズ節へと展開してゆくオープニングのタイトル曲「Free To Speak」、スインギンでブルージーなボーカル・チューンのM②「Not My Game To Play」、タイトでファンキーなカッティングの上でド迫力サックスがゴリゴリなブロウを展開するヒップホップ以上ハウス未満の絶妙なダンス曲M③「Free Basic Needs」と、オープニングから掴みもバッチリ。


◆ ダンサブルな④⑤⑦あたりを経て、微熱モードのミッドテンポ・チューンにサルサでラテンなピアノが絡むM⑧「Bit of Love」からアフターアワーズ・マナーのセクシーなスロウM⑩「Silent Flight」へと、後半の流れもステキ。ラストは、抑制をきかせたシネマティックなオープニングからファンキーなパーカッションとグルーヴィーなオルガンが躍動するエンディングへ、ジワジワと、しかしながらダイナミックな盛り上がりを見せる長尺ボッサのM⑪「Dry ice」、これも最高!


◆ 「踊れるジャズ!」をジャズファンクやクラブジャズのメインストリームとは全く異なるスタイルでアウトプット、多くの有力アクトがしのぎを削るクラブジャズ大国オランダのシーンで独自のポジションを築き上げてきた期待の俊英、その飛躍の一枚!最高傑作!!ジャザノヴァ、ニコラ・コンテ、シーヴェリー・コーポレーション、ゼロ7やニコデマスのファンは是非チェックを!