R&B、シューゲイズ、ノイズ、アンビエントやダンス・ビートを絶妙なさじ加減でミックス＆パッチワークするベッドルーム・ポップの新人がルクセンブルクから登場。隙間と手作り感と内省的なムードはどこか初期のKaraoke Kalk的エレクトロニカを思わせるような懐かしさもあり。
アーサー・クリース／ステイ・テンポラリー・ホーム
ARTHUR CLEES: Stay, Temporary Home
Macro (RTMCD-1599)
1. Stay
2. Of Silence
3. Memoir
4. Solemn
5. Don't Go Away So Easily
6. Temporary
7. Show Me
8. Everyday
9. Afterdance
10. Home
11. Taking My Breath
12. I'll Hold You
◆ アーサー・クリースはルクセンブルクのドラマー、ヴィブラフォン奏者、作曲家、プロデューサー。現在21歳。
◆ ジャズや即興、エレクトロニックなどの垣根をまたぎ広く活動、電子音楽の重鎮ヤン・イェリネックにもその才能を認められコラボするなどし注目されている新鋭のデビュー・アルバム『Stay, Temporary Home』。
◆ スクリューがかったスロウモーなR&BのM①「Stay」から要素をかぎりなくそぎ落としたまさにサイレンスなM②「Of Silence」を経て壊れかけローファイ4つ打ちM③「Memoir」へ、冒頭からバラエティに富んだユニークな出音が続々。
◆ ネオアコにドラムンをかぶせたようなM⑧「Everyday」、控えめでありながらもジワリ高揚感を醸し出すトランシーなM⑨「Afterdance」やM⑪「Taking My Breath」あたりもナイス！
◆ ベルリンのエレクトロニック・プロデューサー、シュテファン・ゴルトマン主宰レーベル＜Macro＞からのリリース。