ヘヴィーでありながらもポップでグルーヴィーなサイケデリック・サウンドがアイアン・バタフライとも比べられるなどして西海岸ローカルで人気を博していたカルト・バンド、チルドレン・オヴ・ザ・マッシュルーム。その唯一のシングルと未発表やライヴ音源を組み合わせた作品集。
チルドレン・オヴ・ザ・マッシュルーム
CHILDREN OF THE MUSHROOM: Children Of The Mushroom
OUT-SIDER (RTMCD-1731)
1. August Mademoiselle
2. You Can’t Erase a Mirror
3. Blade
4. It Won’t Be Enough
5. Vortex
6. Care for Me
7. Exordium (The Mushroom Theme)
8. August Mademoiselle (Live 2006)
9. You Can’t Erase a Mirror (Live 2006)
◆ チルドレン・オヴ・ザ・マッシュルームはカリフォルニア南部サウザンドオークスの出身、1960年代の後半から70年代初頭にかけて西海岸のローカル・シーンで人気を博していたバンド。サイケデリック・ムーヴメントの過渡期、リリースはシングル1枚だけ、しかしながらそのユニークなサウンドとクオリティゆえコレクター筋で長く高い評価を得ていたカルト的なグループでした。
◆ フィードバック、ファズ、VOXオルガン、神秘的なボーカル…まずは1968年発売シングルの2曲「August Mademoiselle」と「You Can’t Erase a Mirror」に、悶絶!ファンキーな揺らぎの心地よい「Blade」からディープ・パープル第一期を思わせる長尺プログレッシヴな「Exordium」までは同時期にレコーディングされていた未発表音源。よりヘヴィーでむき出しのワイルドさが際立ち、しかしながらオルガンの音色はどこか物悲しく、ユニークな表情を持った聞き応えのある楽曲が続きます。さきごろ発掘された後期未発表集『Lady』へのリンクもうかがえます。
◆ ラスト2曲はシングルのライヴ・テイク。2006年のバンド再結成時に録音されたもの。
◆ 『August Mademoiselle / You Can’t Erase a Mirror』のシングルは中古市場で500ドル以上となることもある希少盤ですが、単にレアなだけではない、「キノコの子供たち」のアイデアとセンスが詰まった驚きの楽曲を満載、あの時代の西海岸の空気を追体験いただける好リリース。
